PiPi's World 投稿小説
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No308-01/29 10:48
女/音藤 紫
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繋がった
ほら
わかるでしょ?

アンタとアタシは一心同体。
もう
離さない

離れない

ずっとこのままでいて。
アタシを離さないで……



そう、それはもう過去の事
アンタはいない

アタシは一人
アンタを想い

今夜も一人で泣き続ける……
No307-01/29 09:54
男/怠星
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皆が俺に言う
お前みたいなのはくずだって
お前は社会のゴミだって

俺は皆に言う
全部社会が悪いんだって
こんな社会を、こんな世界をつくったお前達の方がくずだって

でも、違ったんだね
あの世界で生きるって決めたのは俺だから
世界がこんなにも明るいって知らなかったのは俺だから

きっと、もっと周りを良く見てみれば良かったんだ
No306-01/29 02:16
女/苑寿
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言いかけて
飲み込んだ言葉
吐いた息だけが
白く浮かんだ

僕にはどうしても言えなくて
でもいつか
伝えられると思ってた

たとえ想いが叶わなくとも
伝えられれば満足だと
そう思っていたのに…


何度口にしてみても
君には届かない

届く事の無い言の葉は
いつまでも僕の中
No305-01/29 00:53
女/木蓮
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もしも私が願う事が許されるならば

あなたの胸で眠りたい……
そして
それが叶うなら

私は永遠の眠りについても構わない……
No304-01/29 00:40
女/沙耶
TS32-i0o94RxX
貴女はあの日、
いつもの科白を舌に乗せてから、この部屋を出た。

『いってきます』

いつものように、
当たり前に。

『いってらっしゃい』

僕もいつものように、
当たり前な返事を。

『行って、帰って来(ら)っしゃい』

『行って来ます』

そんな不確かな確認を繰り返す。
当たり前のことのように。

そう、
晩秋の寒いあの日の貴女も、少し、寒そうな声でいつものように。


当たり前が倖せだった、
なんてあの頃の僕にはどうやって知ることが出来ただろう。

今年もまた、君が居ないまま、冷たく寒い冬が来た。
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