PiPi's World 投稿小説
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No313-01/29 17:09
男/F・R
F700i-maFPPyb7
目を閉じて
浮かんだあなたの言葉を繋ぐ

あなたから
受け取った優しさは
今では僕を縛る鎖
容赦なく、僕の身体を締め付ける
あなたが断ち切るその日まで
僕はここから動けない
No312-01/29 14:13
女/音藤 紫
P902i-tTEW8T90
愛してる
愛してるからこそ

貴方を殺したい

この先貴方がどの女の手にも渡らないように
私色一色に塗られた貴方のままでいてほしいから

貴方を殺しに行きます。
No311-01/29 12:47
男/マコト
F901iC-U8KUhpGc
そうだ
久しぶりに走ってみよう

でも夕日は無い方がいい
思いでなんて
掘り返したくないから

青く暗い闇の中
車のライトに
時々照らされながら

一人息切らして
アスファルトの道を走るよ

頭の中が酸欠で
嫌なことも丸めて全部
忘れられたような気がした

どうせ流れるのなら
僕の涙も
汗と一緒に
流れてしまえばいいのに


そうだ
一度だけ泣いてみよう
精一杯の強がりなんて
今は苦痛でしかないなら
No310-01/29 12:27
女/稍(やや)
SN25-uvrABlXC
『Lose Weight』

寂しさに囚われてしまった
体じゅうにボコボコ穴が空いて
僕はひどく風通しが良くなった

けれどやっぱり
どこへ行くことも出来なくて
僕は自分の中身をめいっぱい
軽くしなくちゃならなかった

使い古した言葉さえ擦りきらせてとにかく何か言わないと
窒息しそうだったから
息を詰らせながら
たくさんの言葉たちを
吐いて吐いて殺して捨てた


そうして
足元に転がる
たくさんの言葉たちを支えにして
今僕はやっとすこしだけ

かそけく息をして
立って歩いていける
No309-01/29 11:34
女/木蓮
P902i-3eLWE.NG

言葉のかわりに
この甘〜いチョコをあなたにあげる

チョコが嫌いなあなたには何よりの苦痛でしかないけれど

口の中で溶けては、甘ったるい苦痛を残す

そうすることであなたの中に何かを残せるのなら
この苦痛を嫌と言う程あなたにあげる



『愛してる』
の言葉を添えて……
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