[
編集|
削除|
古順]
[
戻る|
前頁|
次頁]
No347-01/31 15:17
女/牡丹
TS31-w5tYq/FA
キラキラと陽の光が窓から差し込む中
真っ白なシーツの中で乱れる黒髪
『可愛いよ』
『大好き』
『君が一番』
貴方の言葉で
唇を濡らし悦び鳴き
肢体を舞わせる私
この一時だけでも
私は貴方の女になり
貴方は私の為に
嘘をつく
つかれて嬉しい嘘が有るなんて
始めて知った
真昼の秘事
No346-01/31 14:12
女/苑寿
N900i-Jaqmc1as
ねぇ
なぜかな
君がこんなにも愛しくて
隣に居る僕は倖せなのに
なぜだかとても哀しいんだ
好きという言葉では足りない
愛してるという言葉では足りない
この感情をどう伝えればいいんだろう
愛しいのに哀しい
そんな僕に君は言う
ねぇ
知ってる?
愛しいは愛(かな)しいとも読むんだって
あぁ
そうか
哀しかったのではない
愛(かな)しかったのか
愛しいから愛(かな)しい
僕はそっと君に口付けて言う
好きだよ
愛してる
No345-01/31 12:31
女/稍(やや)
SN25-uvrABlXC
『春』
春先のさくらの花が
なんだか懐かしくなってきた
あのきみどり
あのやわらかさ
ちぎりとってほおばるひとひら
そのさわやかさは
きっと私の身体を
長い眠りから覚ましてくれる
あのピンク色
また春が来たら
君とは二度目の春
No344-01/31 03:02
女/沙耶
TS32-i0o94RxX
少女だった私は
君を追いかけ必死に手を伸ばした
まるで童話の時計兎の様、
ぴょんぴょん先をゆく君を追いかけ続けた
或る日、兎に手が届く
愛し兎、死んじゃった
『落ちた卵はもう戻らない』
白い服着たハンプティ・ダンプティがそう言った
冷たい箱の中、白い花に囲まれ、
眠る兎を見て泣いた
私と兎の時間は止まってしまう―
私はもう、アリスじゃなくなったのに
貴方は今も、あの頃の兎のままで私から逃げてる
眠る兎の胸に置かれた金時計は
今もチクタク、時を刻んでいる筈なのに
(病んでるな自分ι長いし)
No342-01/31 01:14
女/こな
N901iC-rExwLtto
愛と音楽は一緒
ひとつでなくて
かたまりでもなくて
目にも見えなくて
けど確かに流れていて…
だから目を閉じよう?
ほら、見つかった。
<
戻る|
前頁|
次頁>