PiPi's World 投稿小説
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No363-01/31 23:53
男/島和樹
N701i-51JUWDyx
何かを捨てた時
ここに来る
この
『部屋』
何かを諦めた時
辿り着いてる
この
『部屋』


人はここで
長い時間をかけ
自分の傷を癒す


『部屋』には
数えきれないほどの人

何かの傷を癒している


ドアも無く
どうやって
入ってきたのか
どうやって
出ていくのか
誰もわからない
それがこの
『部屋』


『room』


by.shima
No362-01/31 23:12
男/戦人
D901i-Ap5NVC11
僕が『逝く時は僕も一緒に』って言うと
君は『貴方はまだダメ』いつも決まってこう返してきたね
でも本当にそう思っていたんだよ

君は僕を置いて逝ってしまった
悲しかった
情けなかった
自分の浅はかさを憎んだ
何度君を追い掛けようと思ったかわからない
でも君が僕を置いて逝った事には意味があるんだろう
だから意味をさがす為に僕は生きていく
No360-01/31 22:57
女/音藤 紫
P902i-tTEW8T90
一人にしないで。
置いてかないで。

もう一人は嫌だ……

アタシを見つけた人間は
とりあえずお菓子やミルクをくれる

だけど

連れていってはくれない。


そうなの?
どうして連れていってくれないの?

最初っから
貰ってくれる気がないなら

構わないでよ。



中途半端な優しさなんかいらない。



今日もまた一人、二人……





ちょっと違うジャンルに挑戦(笑
連レススミマセソm(__)m
No359-01/31 22:35
女/音藤 紫
P902i-tTEW8T90
あの人には
大事な人がいる
あの人を好きになってはいけない

わかってる
わかってるけどさ

好きなんだよ

叶わないけど
好きになっちゃいけないって
思えば思うほど

あの人を好きになっていく



友達は言う
気にしなきゃいいじゃない、って

気にしないってのは
気にしてるのと同じ事で。

届かない存在なら
せめて



遠くから眺めさせてください。
No358-01/31 22:30
女/稍(やや)
SN25-uvrABlXC
『オールドマン』

若さという攻撃性
俺の尖った爪はすっかり丸く成っちまった
なんでも出来ると思ってたんだ
輝く夢も名誉も
金も地位も信頼もオンナも
全てはこの掌にあると

あの世間知らずな俺は何処逝っちまったんだよ
あの 恐いもの知らずの俺は

今や俺を元気づけてくれるのは
酒とコカインとお前の唇だけ
今の俺はベットの中の暗闇さえ恐いんだ

ああ   キスしてくれ
俺を哀れなライオン・キングにしてくれよ

お願いだ もう一度だけ
爪の研ぎ方を教えてくれないか
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