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No782-02/28 22:56
男/フロムポスト
CA38-kJEqyDBA
『著作権講座〜』
『いえー』
「musicBB面白いな〜」
夜だった。
彼女ん家だった。
そして彼女はmusicBBを楽しそうに見ていた。
いや、別にいいんだけど。
musicBBを見るのは全然いいんだけど。
だけどせっかく遊びに来てるオレをほっとくのは、正直どうかと思う。
だからオレは彼女ん家にあったアコギをジャンと掻き鳴らす。
不協和音が入るようにG♯のコードで。
ジャーン。
「ちょ、うるさいよ!」
怒られた。
ああ、そうですか。
オレよりmusicBBですか。
いいよいいよ、オレは一人でミスチルでも弾いてるさ。
シ〜ソ〜ゲ〜ム。
「だからうるさい!」
また怒られた。
この恋の唄のよさが分からんとは…。
よしこの女にミスチルのよさを分からせてやる。
この曲で。
ねぇくるみ〜。
「…あんた、帰る?」
「いえ、帰りません」
つまる所寂しがり屋なオレだった。
こういうのも面白いな〜。
次は「寂しがり屋」で。
No781-02/27 21:17
女/ミラージュ
KC3A-sjTCHV.6
「ミスマッチ…」
頭を抱えたある少女が呟く。
「…スイッチ」
弱々しい声は言い続ける。
「…マルチメディア」
「…マッサージ」
「…スマート」
次々と自分が発した言葉を書き込む。
「…マイナスイオン」
「…マジカル」
「…マッチョ」
「…ミ○キー」
また、同じように書き込む。
少女はふと、思う。
「○なしだと著作権で色々あるのかな…」
次は「著作権」で。
No780-02/27 04:14
女/Dyuo
CA37-qlSCItH2
彼女が突拍子もないことを突然言い始めるのは、今に始まったことじゃない。
いやしかし…今回のは、あまりにも酷すぎるんじゃなかろうか。
「ココアにブルーベリージャムを入れたら、案外美味しいと思う」
……何故にブルーベリージャム?
どこからそんな発想が出て来るのか、どう頑張っても理解出来ない。
「それ、本当にウマいと思うのか?」
「当然よ!なんなら、今ここで作ってご馳走してあげるわ」
彼女は目を輝かせながら豪語すると、俺に制止をする隙を与えずに、さっさと台所へ消えて行った。
嫌な予感がする。
こういう場合は、だいたいがミスマッチと相場が決まっている。
しばらくして戻って来た彼女は、手に何やらどす黒いドリンクを持っている。
「さぁ、どうぞ!」
にこやかにそう言うと、彼女は無理やりそれを俺の口に流し込んだ。
お口の中で広がる、ココアと磯のハーモニー。こ、これは……
まずい。
まずすぎる。
「……って、海苔の佃煮じゃねぇかっ!?尚悪いわっ!」
皆さま、ミスマッチにはご注意を。
次は『ミスマッチ』でお願いします。
No779-02/26 22:53
女/ミラージュ
KC3A-sjTCHV.6
私も忘れてた…
次は「突拍子」で。
No778-02/26 22:16
女/ミラージュ
KC3A-sjTCHV.6
「パンドラの箱ってさ」
「ん?」
「最後には何が入ってると思う?」
「あー、希望?」
「そゆありきたりな説はいやよ」
「いやって…」
「どうせなら突拍子のないもの入れてほしいじゃない」
「まぁ、確かにな…」
「あ、子供の頃の宝物かしら?」
「誰のだよ…」
「ゼウスに決まってるじゃない」
「………」
「あ、もしかしたら昔もらったラブレターかも」
「そんなんいれんだろ…」
「いや、あいつなら入れかねないね」
「…お前はダチかよ」
「はぁ、私なら食糧入れるかなー」
「腐って食えんくなるぞ」
「私は食べないって。開けた奴に食わす」
「…多分、開けた奴も食わない」
「…………」
「どうした?」
「お腹空いたし、どっか行かない?」
「いいけど」
「じゃぁ、行こう」
彼女は颯爽と出掛ける後を、追いかけた。
何事も突拍子な彼女だった。
フロムポスト→まぁ、全然怒ってないんで、お気になさらずに。
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