PiPi's World 投稿小説
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No787-03/02 03:36
男/疾風
SH33-ntn3VzSY
「やり直したい」

また、エロゲーの選択肢を間違ってしまった。

ガラッ――
「もうっ!またゲーム?」

突然開いたドアを見ると…

幼なじみ兼恋人(?)兼セフレの麻那(まな)が呆れた顔で見ていた。

「あ〜、いいじゃん。失敗すれば一つ前の選択肢に戻って、やり直しすればいいんだから」

俺はぶっきらぼうに答える。

「もう!しっかりしてよ!」

「あ?何が?」

「私達は戻ったり、やり直し出来ないんだよ。」

「それって…もしかして?」

「赤ちゃん出来たの…」

麻那の発言により、フリーターをやめて正社員になり、真面目に働く事にした。

(まぁ、いろいろ責任を果たさないとな)

そして、俺と麻那・生まれてくる子供でアカルイミライを築こうと思う。


次は『アカルイミライ』で…
ベタですいません。
No786-03/02 02:55
女/亜依
HI38-VF182h91
「ありがとう…。」

静かに、確かに、彼女はそう言った。

「楽しかった…。」

またポツリと彼女は言う。
彼女の言葉はじわりじわりと波紋のように僕の胸に広がっていく。

どうして、君は―そんな事が言えるんだ。
悪いのは僕の方なのに。
君を裏切ったのは僕の方なのに。

「あ…」

君を前にして僕は何も言えずに、意味の無い言葉を発するだけ。

「会うのは、今日で最後にしようね」

ゾクリと心臓が跳ねた。
長い髪に隠れて彼女の表情は分からないけれど、声はか細く消え入りそうだった。

「ま、」

―待って、やり直したい―


『やり直したい』でお願いします
No785-03/01 20:30
女/紫煌
P700i-cilJg/Xi
おとーさん。
「娘に金を借りるのは恥ずかしい」と言いながらも、おかーさんを仲介に毎月「金貸して!」。
……結局、たかるんかい!
仕事がひけた後は自転車で夜の街を徘徊。
毎日毎晩、雨の日も雪の日も嵐の日も懲りずに嬉々と。
そして、スーパーに寄って半額引きの総菜などを無駄に買いまくっては、冷蔵庫の中身が賞味期限切れで溜めまくり。
風水的に言えば、それが脂肪となって『ぽってりぽこ腹』なるんだよ。
悪く言えば、ブスデブになるんだよ。
巻き込まれる家族は大迷惑だよ。
無駄遣いやダイエットの邪魔をしないでね。

おかーさん。
おとーさんの悪口・愚痴を言うのは止めてね。
それがそのまま娘の恋愛・結婚運に繋がるんだよ。
ついでに、約40年分の新聞紙や週刊誌をいい加減に捨ててね。

言っても聞かないのが親子の常。
毎度ご都合主義なのが人間の常。

かく言う私も愚痴をぽろり。
ごめんね。
いつもありがとう。


『ありがとう』で。

>784風刺的で好きです(ハァト)
No784-02/29 22:53
男/フロムポスト
CA38-kJEqyDBA
愛と間違いおとーさん
間接的な自己保身
自己満足だから助けます
酒の肴に何度でも
全部が全部愛と呼ぶ
悲しい悲しい酔っ払い
愛の名前だけ上塗ります
人間人間楽しいな
人間人間愚かだな
神と運命無い無い無い
なるほど、愛でごまかせた
子種の繋がり世の情け
自分の為だよ世の情け
快楽だけは、そこまでで、遺伝子だけは続くのよ
大きな大きな穴開けて
何処にも行けずに立ち尽くす
庭には二羽の人間が
全部間引いて鍋にしよ
産ませたまではよかったが
バイク盗まず窓割らず
変わりに割ったは知らんふり
キャシャキャシャキャシャキャシャキャシャシャシャシャ
愛と間違いおとーさん
笑って笑ってピエロさん黒い柱は見つかれど、あれあれ家だけ無くなった
さあさあさあさあ、お立ち合い
愛と間違いおとーさん


……何かすいません。
「おとーさん」で。
No783-02/29 02:47
男/白いフクロウ
V705SH-OtmwnKgP
寂しがり屋の彼女
ぼくは彼女が寂しくないよう
いつも必ずそばにいる

意地っ張りな彼女
ぼくは彼女が気付かないよう
こっそり彼女を守ってる

可哀相な彼女
ぼくはホントは知っている
彼女が一人で泣いているのを

怖がりな彼女
ぼくは臆病な彼女のために
夜通し部屋を見張ってあげる

意地悪な彼女
彼女はとっても意地悪だから
ぼくを知らないふりする
ぼくを怖がるふりをする
ぼくを恐れるふりをする

ぼくの彼女
でもぼくにはわかっている
彼女はぼくを愛している

ぼくも君を
愛しているよ


『愛』で
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