PiPi's World 投稿小説
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No879-06/16 21:36
稍(やや)(SN25)
『うちの わんこ』

泣きたいくらい寂しくて
わんこを抱きながら
ちょっとだけ 泣いた

ごはんが欲しくて大人しい
腕のなかのうちのわんこは
私よりシタタカで格好よかった

ヒトリと一匹でご飯を食べる
暑苦しい夏の香り

死んじゃいたいって言いながら
お腹が空くのでご飯がおいしい

ひとりぼっちを嘆きながら
音楽雑誌をめくってる

うちのわんこは私を眺めて
小さな息でそっと呟く

なんて しあわせ



(近頃の雨のせいか、暗いポエで失礼^^;)
No878-06/16 21:10
カルアミルク(SN32)
夕焼けと夜空がまざる


黄色
オレンジ
ピンク

藍色


ホームの電灯が白く浮き出てくる

少し遠く聞こえる列車のブレーキ音

苦いタバコの香り

そんな事するから切なくなるよ

いつか思い出すのかな

風にさらわれるように

心をキュっと掴むように…


ただ、今は祈らせて

そっと目を閉じて
そっと触れるように
No877-06/16 19:23
戦人(D901i)
うだうだ考える必要なんて無い

自分がされてイヤな事を人にしなけりゃいいだけ

自分がされて嬉しいと思う事を人にすればいいだけ

そうすりゃ今より住みやすい世界になるんじゃねえか

言葉を繕ったりしないでシンプルに行こうぜ
No876-06/16 14:49
荒廃(TS32)
死にたいならば、
オッケー死んでくれ

だって、俺は
お前と無関係だし。

泣きたいならば、
知らんとこで泣けよ

だって、俺の心を
お前に乱されたくない
ちゃんといるよ。
生きていて欲しい人
先に俺の方が
死にたいくらい
大切な人

ちゃんと見ろよ
お前にだっているだろ
誰にも引き替えられない
大切な人。
No875-06/16 13:06
賢(P901i)
伸びる光の梯子
登るのはホコリの踊り子

缶ケリの季節
届くのは乾いた残響


冷めていくコーヒーに
もう湯気はたたない


風はない

堆積した思い出は
固まる
ゆっくり
固まる

風はない

缶ケリの季節
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