PiPi's World 投稿小説
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No486-08/01 18:41
重力ピエロ(P701iD)
告白してから一ヵ月。

「来月帰るから、その時まで返事待っててくんない?ちゃんと考えるから。」
これが貴方からの返事。

待ちきれなくて電話した。なかなか聞けなくて他愛もない話ばかりした。
貴方の声が愛しくて、バレないように受話器越しに泣いた。

「今、コンビニだから家着いたらまた電話するよ。」

それから私の電話は鳴らない。
あれから7年。

貴方はまだお家に着かないね‥‥。
No485-08/01 18:25
ラーレ(F902iS)
逢いたいな

こんなに澄み切った
青空の日は

逢いたいよ

こんなに眩い
星空の日は

触れたいな
恋しいよ

君のあたたかな温もりを
今すぐ感じたいのに

君は何処にも
居ないんだよ
No484-08/01 12:37
大空 彼方(SA35)
テーブルの上に、向き合うように並べられたコーヒーカップ。
僕の煎れたコーヒーは美味しいって、キミはいつも喜んだね。

足長の椅子に腰掛け、一口すする。
…うん、今日もいつもの味だ。
美味しいだろう…?

僕は、向かいのコーヒーカップに笑いかける。
もう、誰も口をつけることのないコーヒーカップに…

コーヒーに浮かぶ僕、ゆらゆら揺れる。

飲んでも飲んでも減らないコーヒー。
キミといたこの空間から離れたくないからかな。

涙が、止まらないよ。

減らないコーヒー、塩味を増していくよ。

コーヒーの中の僕、ゆらゆら揺れて……
キミのコーヒー、とても静かで……
No483-07/31 17:17
ラーレ(F902iS)
僕の中の歪な形

何年もかけて
色をかえて
形をかえて

今の形になった

取り出したモノは
どす黒くて
酷く歪んでいる

多分

真っ白で
綺麗な形だった
あの頃に戻れたとしても

きっとまた
今の形になるんだと思う

決まっているのかは
わからないけれど

間違いなく
僕は汚れているんだ
No482-07/31 14:23
大空 彼方(SA35)
キミと僕との始まりは
僕がキミに想いを告げたとき──
そうじゃない、と信じたい。

キミと僕との始まりは
僕ら二人がこの世に生を受けた、その瞬間──
そうだったら、命ある限り終わりなんて来ないだろ
終わりは僕らの命尽きるとき。それ以外の終わりなんていらないんだ。

だから取り消させて──
「さよなら」の一言。
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