PiPi's World 投稿小説
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No496-08/13 00:13
賢(P901i)
博愛主義の幸福なお姉さん
花と朝日を愛してる

今日も雑草と害虫の駆除に余念がない

整った箱庭に
理想の世界を見る

「私が神様だったら
こんな世界をつくるのに」

微笑ましい野望
隔離された幸せ

抜いた雑草や
殺した害虫は
ひとまとめにしてゴミ袋

天国の製造課程に産まれた
廃棄物としての地獄

そして忘れられた
庭の外の騒々しい
日常的アスファルト

そんなふうな
結局はバランスのとれた
ぐるぐるの妙な世界
No495-08/12 18:32
Dyuo(CA37)

クルクルクルクル
あなたに踊らされて
私は徐々に色を変えるの

あなたの為に身を焼いて
あなたの為に着飾るの

だからね、私の熱いこの気持ち
冷めてしまう前に
どうかしっかり受け止めて

ほら、あなたはもう私の虜
みんなが私に夢中になるの

タコって言われたって構わないよ
だって私、たこ焼きだから
No494-08/12 00:34
ソロ(P902i)
見た目とは裏腹なぼくら

不良
でも華道部

空手全国制覇
でもアニメ好き

かなりマッチョ
でも編み物得意

体脂肪率高い
でも短距離早い

チグハグなぼくら
ミスマッチのようで
案外はまってる

気取り屋の君
でも寂しがり屋

それぐらい
ぼくらに比べれば
ほら、なんてちっぽけ

見た目とは裏腹なぼくら
でもこれが
なかなか面白い
なんだか愉快

ウソを吐き続けるのって
やっぱり苦しいでしょ?

だから、ねえ
こっちへおいで

君は
どんな裏腹を持ってる?
No493-08/09 00:32
賢(P901i)
愛してるだなんて
勝手な歌を歌うのは止めて


大丈夫だなんて
気休めの言葉はかけないで


結局分かってなんかない
したり顔のロマンチスト

あなたが
光のつもりで隠し持ってる
その小さな塊

残念
私は捨ててしまった
ゴミだと思って

勘違いしてたのが
私であればよかった

それならば
世界は丸く優しかったのに
No492-08/08 11:22
音羽(V803T)
コルクがはじけ飛んだら
水飛沫の向こうにあなたの笑顔

透明な視線の先には
素敵な虹が見えるわ

ジャスミンの香りは
憂鬱ね

手を取って
走り出す

その瞬間に


溢れ出す想いが
形になってく

キラキラして
空のした彩るよ



あの日の言葉を
忘れないでね
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