PiPi's World 投稿小説
[書く|編集|削除|古順]
[戻る|前頁|次頁]

No501-08/22 23:38
ソロ(P902i)
深夜0時のファミレス
君からの呼び出し

分かってるよ
また、彼氏への愚痴だろう

君はブラックのコーヒー
僕は砂糖2つのレモンティ

口を付けない君
表情は下向き

何かあったの?

結婚するの

誰が?

私が

それはおめでとう

ありがとう

なんてテンポのいい会話
隣席にはギャル二人

それだけ?

それだけ

電話でもよかったんじゃ?

直接あなたに言いたくて

引き止めるとでも?

少しだけ、期待した

カランと響いた僕のグラス
この夏流行りの有線放送
馬鹿笑いの隣席

僕には無理さ

諦めるの?

笑ってみせるよ

強いのね

最後くらいは、格好付けさせろよ

そう

立ち上がる君
バッグを提げて

帰るわ

気を付けて

さようなら

お幸せに


深夜1時のファミレス
店内には僕ひとり

薄められたブラックコーヒー
カラになったレモンティ

グラスに映る僕の顔
滲んでぼやける僕の顔
No500-08/19 00:01
新撰喫茶(SN36)

そうさ
ミンナ生きてんだよ
ミンナ苦しんでんだよ

なのにそれを笑うヤツら
必死にもがき苦しんでるのを嘲笑うヤツら

テメエらに笑われる筋合いはねぇ

笑いたいなら笑えよ

でもな
人を笑うテメエらを
陰で笑ってるヤツらもいるってコト

忘れんなよ?
No499-08/18 20:14
ソロ(P902i)
生まれた所は違えども
過ごした時は違えども

袖を触れ合い
見知った顔

昨日を知らず
明日も知らず

されど今日は
隣合う縁

ならば友と
良き仲間と

今日のこの日は
手を取り合おう

日が沈めば
敵になれども

今日のこの日は
笑い合おう

さあ魅せよう
永劫よりも
永き夢

さあ咲かせよう
万満開の
花吹雪

いざ参らん

水に戯れる
無邪気なあの娘達へ
No498-08/17 22:19
コルト(V903SH)
明るいゆらめきは
まるで蝶のように

丸く尖った蒼が
私を守り続ける

何もないことが
極上の幸せと

何もないことが
至上の恐怖と


私は無
なにもかもを
透きとおす

夢に描いた青空は
たまに雷雲立ち込めり
時々雨曇影作り
走る風が流れ去る

私は無
何もない
No497-08/15 02:51
F.M(TS39)

ぐらぐら揺らめく世界であります。

それ故我が身を守る次第にて。

ぐるぐる巡る誓いであります。

それ故あなたを守る次第にて。


言うなれば、唯、私とあなたと。

言うなれば、唯、契りと想いと。
<戻る|前頁|次頁>