PiPi's World 投稿小説
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No573-06/03 10:02
マコト(SO905i)
あの頃に
クラスで流行った
あの歌に

今また
耳を傾けて

あなたがいなければ
こんな歌には
興味も抱かなかったと

そんなことを
思いました

一緒に歌った
この歌の
どこがいいのか
聞かれても

たぶん
答えに困るでしょう

この歌がいい
というよりも

この歌を
一緒に歌えた
思い出の中に

歌の価値はあるのだと

今はそう思いながら

そっと
歌の中に
この想いと
思い出を入れて

ゆっくり
あなたから
離れていこうと思います
No572-06/02 23:03
コルト(TS3H)
誰だよ
僕の平穏を壊したやつは
何か言葉を出す度に
大声で反応する君は
よほどの目立ちたがり屋なんだね


僕の思考を占拠して
僕の意思を決定して
一回言っちまえば
皆はその思考に捕らわれる


僕はただ
星に手を伸ばしたり
イスから落ちてみたり
死ぬほど笑ったり
そんな人間っぽいこと
したかったのに

誰だよ
オレをこんなにしたのは

オレのせいじゃない
お前のせいだ


誰だよ
助けてくれよ





*******
ちょっかいだされてもニコニコしてる人って人間出来てるなぁ
No571-04/24 15:22
賢(P901i)
君は君で
僕は僕

なんて
笑顔の作りが上手な人達に
こねくり回された言葉を
みんな使っているけど

たとえばでっかい
バクダンとか
たとえばきょうあくな
サツジンキとか
たとえばせいかくな
カンシカメラとか

そんなのは
僕らの名前なんかも
なんも気にせず

いっしょくたにして
傷つけていくんだ

君の食事の好みなんか
そこじゃ全然関係ないのさ
No570-04/22 17:38
ラーレ(SO704i)
ハチミツ色に染まる空

青色でもなく
オレンジ色の一歩手前

見上げてみても甘くない
微かにほろ苦ナミダ味

君のまわりはピンク色
僕のまわりはセピア色

いつか色付く僕のまわり
そこに君が居てくれたら
今の景色も変わっていたのかな

微かにほろ苦僕の思い出
ナミダ色のアルバム


それでもやっぱり
君が好きだったよ
No569-04/21 15:13
匿(KC3A)
価値。

人としての価値。
男としての価値。
世界としての価値。

価値はあるだろうか。

夫婦としての価値。
君としての価値。
僕としての価値。

価値があったはずだった。

月日は夢の如く。
想いは消え去り、僕と君はまたそれぞれの不安定な価値へと帰る。

価値。
君に最高の価値を抱いた。

抱いたはずなのに…
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