[
編集|
削除|
古順]
[
戻る|
前頁|
次頁]
No707-10/13 16:32
蔵次(HI38)
昼下がり
秋晴れのこの時間は気持ちがいい。俺は大学のベンチで寝転んだ
土曜日 講義もなく研究の合間
「だ〜れだ?」
不意に瞼の上に手が置かれた
「未来だろ?」
手首に触るとつかみなれた感覚が。
目を開けると ニッコリ笑う彼女笑顔。足元には研究室室の看板犬ゴールデンレトリーバーの『のん』
どうやらキャンパスを散歩中だったようだ。
「機械のブザー、鳴っていたよ。あれって鳴ってすぐ測定しないといけないんじゃない?」
「まじ!?」
…やべ〜!
俺は慌てて校舎に向かって猛ダッシュした。
獣医系大学のとある一場面である。
次回は『猛ダッシュ』か『一場面』で。
No705-10/13 00:21
ジョン(SN39)
乱れた雲のせいか、はたまた荒れる風のせいか、肌寒くなる今日この頃。
こんな日は――君の事を思い出したりする。
公園のベンチに座って20分が経過。世界まだまだ周り続ける模様。
スズメが一羽、近くにやって来ました。案外可愛かったりして。
試しに君の名前呼んでみたら、首かしげて逃げてった。
僕は泣く。
君を世界の中心に置いて。
それは切なくて、辛くて、悲しくて。
100ガロンばかりの涙が流れた後には、青い空が広がっていた。
ある秋の昼下がりの事でした。
次は『昼下がり』で。
No704-10/11 09:50
クレイモア(HI37)
「だ、ダメっ!絶対ダメっ!」
「いいじゃないかよ…こういうのって、意外とハマるぜ?」
「それはあなたの方でしょ!生徒や他の教師にバレたら、私は退職だしあなたは退学よ?!」
「…俺はともかく、先生が退職するのは困るな…だって、先生と会えなくなるもんなぁ?」
「で、でしょ?だからこういう場所で堂々となんて…」
「…でもこれって、見られるかも、ってスリルがたまんないんだよなぁ」
「えっ?ちょっ、ま、待って、待ってぇ!」
「待てない」
「我慢ぐらいできないの、この節操なしっ!」
「節操なしで結構。俺は先生の乱れる姿が見られればそれでいいんだよねぇ〜」
…ここの作家さんの一人が書いた、わりかし新しい作品をイメージ。さて、誰のでしょう?
今回は選択肢を二つつけます。『節操』か『乱れる』で。
No703-10/07 03:01
白いフクロウ(811SH)
「縄?」
彼が鞄から取り出したものを見てあたしが若干引き気味に聞いた「なにそれ?」という質問に、彼はにっこりとそう答えた。
「いや、『縄?』じゃなくてさ。……その、なんで縄?」
「大丈夫。きっと気持ちいくなるから」
いやいやいや。冗談じゃない。
「それは……その。し、縛る……の?」
彼がコクンと頷く。
「あなたを?」
今度はゆっくりと首を振る。
「やっぱ、あたしを?」
彼は肯定はしなかったが、そのじつ不気味な笑顔が肯定を意味している。
つられて思わず苦笑いしてしまった。
「や、その、ちょっと待とうよ。あたしホラ、あんまそっちの趣味じゃないワケでさ。ね?」
「ま、いいからいいから」
いいからじゃない! なんて思っているうちに、いつの間にか手首が後ろで固定されはじめていた。
「ちょ、コラ! やっ、やめ……」
「ダメー」
官能チック。書いてみたくないこともない。
「ダメ」で。
No702-10/06 22:39
紫煌(P700i)
「ドーナツは好きなん?」
「ん〜〜、あんま好きじゃないわ」
「えぇ〜〜?お前、嫌いなモンばっかじゃんよ〜。甘いモンは大丈夫だけど、生クリーム嫌い。更にツッコめば、ホイップクリームが嫌い。昔は好きだったけど、今はケーキも好きじゃない。おまけに、ドーナツまでど〜なん!?」
「寒いダジャレてん暇あんなら、無理矢理わかれ!」
「仮に、お前ん家に行ったときの差し入れしづらいじゃろ〜」
「は〜ん、下心みえみえね」
「いいじゃん、男心は下心と直結してんじゃ」
「………殺スっ」
「願わくば、お前とヤって昇天してぇ〜」
「最低っ!」
力任せに繋いだ手を振りほどこうと、躍起になる彼女。
それでも離さない。
引っぱってウエストに腕を回す。
「何だったら、俺に懐柔してくれんの?」
唇を近づける。
「ばっ、馬鹿!天下の公道で何やってんのっ!?」
慌てる右手に押さえられた。
「ん〜、お前が好きだから、好きなモノを知りたいんじゃ」
「プリン!プリンっ!」
プリンかぁ〜。
好きなスィーツで大体、女の性格がわかると言うけど、ここまで好き嫌いが激しいのは初めてじゃな。
ふ〜ん、一筋縄ではいかんのぅ。
『一筋縄』で。
あるいは『一』『筋』『縄』のどれかでもOKです。
<
戻る|
前頁|
次頁>