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No712-10/22 21:23
ゆう(PC)
「ボーリング? 得意だよ」
「んじゃいいじゃねぇか。行こうぜ」
「だからダメ」
「なんで?」
……ミニスカートだからに決まってんじゃん!
なんて言えないしなぁ。
『なにこいつ女意識してんの?』
とかって思われるの、嫌だし。
しかも、今日は私、女の子の日だし。
危険危険!
「今日は気分じゃないの! ボーリングじゃなくて、カラオケにしようよ?」
「……いや。今日はぜってぇボーリングがしてぇ」
しつこいよ、ホント。マジで。
「今日はやけにしつこいねぇ。きみって、そんなにボーリングが好きだったっけ?」
「おまえこそ、なんでそんなに嫌がるんだよ。下手でもいいじゃん、楽しけりゃ」
「下手じゃないし! だから、今日はダメなんだって!」
「なんで?」
ホントしつこい!
「パンツ見られたくないから!」
PS。C+Cさん、コルトさんの指定、無視ってますよ? うっかりですね?(笑)
No711-10/22 20:52
C+C(F703i)
今週は、街に何年ぶりかの雪が降り続いてる。
子供達は突然の空からの贈り物に胸を躍らせ、大人達は交通の便を乱す天の気まぐれに苛立つ。
飲み屋が軒を連ねる、日没後の街の裏通り。店と店の間で向き合う冷たい壁に、私は同じくらいに温度を失った背中を預ける。
さながら捨て猫。私は悴む手を擦り合わせ、景色だけでなく息をも白く染める寒さに耐える。コートも、マフラーもない。
仕事終わりに一杯ひっかけたサラリーマンが、私を見つける。黒い長財布をちらつかせ、歪んだ笑み。
「暖かい所、入ろうか?」
夜が明け、私はホテルのベッドの上で目を覚ます。
枕元を見ると、5枚の万札が置かれている。私はそれを手に取り、口づける。
「ちょろいわね、男なんて……」
呼び出しの電子音。私はベッドから飛び起きて、脱ぎ捨てたスカートから携帯電話を取り出す。着信相手を確認するでもなく、通話ボタンを押した。
「もしもしぃ? え、何、ボーリングぅ? 行く行く〜♪」
友人の実話だったりするとかしないとか。
次は『ボーリング』で。
No710-10/19 17:18
コルト(V903SH)
「貴方はもう、帰らない♪」
ザシュッ
ザシュッ
刃物が何かを切り裂く音が部屋中に響く。
ギリギリでまだヒトの形をしているそれは、赤黒く汚れた姿でそこに横たえている。
「あれ? まだ生きてる」
再び、切り付ける音が響くとともに、ヒトの形をしたそれは、最後の呻き声を上げ、その場にひれ伏した。
「まさかナイフで全クリアするとは……」
「ゾンビなんてちょろいのよ」
「次は素手で頼む」
「さすがに無理よ」
『ちょろい』で。
バイオハザードやりてー…
No709-10/18 19:17
クレイモア(HI37)
…朝靄に包まれた町は、私を感傷的にさせる。
だって、別れを思い出させるから。
真夜中の間、ずっと深く激しく感じ合ったはずの温もり。でもそれは、朝起きたら消えてしまった。
どうして。
ねえどうして。
どうして、どうして!
どうして貴方は消えてしまったの?
私には貴方が必要なのに。
誰よりも、誰よりも愛していたのに!
……胸が苦しい。
貴方の背中がちらつく度に。
貴方の温もりが思い出される度に。
胸がぎゅっ、としめつけられる。
…貴方に逢いたいよ…。
>>708
バレたぁぁぁぁっ!
バレてしまったぁぁぁっ(いや別に構いませんが)!
…案外簡単にバレるもんなんですね。
次は、『貴方』で。
No708-10/14 01:02
紫煌(P700i)
猛ダッシュで人波をかき分けた。
さよなら、さよなら。
肌に染み込んだ残り香が消えない。
この街で俺が始まり、
この街で俺たちは出会った。
「ホストにならない?」
明日のビジョンも持たずに今さえあればいいと、退屈してたあの頃。
「その諦めたような瞳、育てがいがあるわ」
カァーカァー。
カラスが不気味に舞う青空、薄汚れた街。だけど夜になれば、華やかに賑わう街。
この新宿で見つけた未来。
そして、駆け抜けてきた3年間。bPになっても、満たされぬ想い。
「女を酔わせてナンボの仕事なのに、あなたが酔ってしまっては駄目よ」
愛してます、オーナー。
心に誰かがいたとしても。
だから、辞める。
もう代役は嫌だ。
「わかったわ、十威。今日までの分は後で清算するわね」
あっけない…所詮、俺はこの程度だったのか。
「いや、あなたの体で清算させてください」
俺たちは抱き合った。
そして街に飛び出した。
畜生!ドブに流せる感傷なら流してしまいたい。
愛してる愛してる愛してる……
だけど、さよなら。
次は『感傷』で☆
>704もふもふ(*´艸`)
自分のは実感ないけど、人が書いたモンは面白っ♪
嬉スィです、ありがとうございます(ハァト)
続き…頑張ります…
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