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No10-2014/06/10 18:01
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
「ルーク様を危機に晒す等、この無能がっ!!」
ようやく理解できた。
クラウスのここまでの怒り。
それは、ルークへの強固な忠誠故・・・開拓民全体を考えてる訳でなく、クラウスにとって大事なのはルークのみ。
ただそれだけを考えての行動、そして怒りだった。
そして、彼にすれば最も頼りにする身内に裏切られたのだ。
ミシェル、ジェシカに対する怒りが半端でないのもその為。
あのミシェルの怯えはそれを感じ取っていたからだ。
「雌豚なら雌豚らしくルーク様に身体で奉仕しておけばよい!」
こんな言葉遣いするクラウスでない。
血が繋がってなくとも父親であった人だった。
それだけ強烈な怒り。
その怒りと痛みにジェシカは失禁してしまったぐらいだ。
「お父様!!、お願いです!!、もう一度チャンスを!!」
痛みと恐怖で涙が溢れそうになりながら、ジェシカは懇願する。
自分のミス、そして何を一番大事にせねばならないか理解したからだ。
「ならばジェシカ、お前は犬になれ!、愛や恋、情は捨てよ!、お前のその身はルーク様の盾、道具、肉穴だ!」
どんと机にジェシカを押し付けるクラウス。
ここでジェシカは悟った。
No9-2014/06/10 17:58
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
アレクとマリアも父の普段と違った様子に戸惑う。
「ミシェル、今度は粗相無きよう躾けるんだぞ」
声を荒げる訳じゃないが、ミシェルは明らかに怯えていた。
「も、申し訳ありません・・・2人は責任持ってお側に仕えさせます・・・」
「うむ、期待を裏切らないでくれよミシェル・・・では、ジェシカ以外は席を外してくれるか」
普段と違い怯えるミシェルと戸惑うマリアやアレク。
3人が去るのを見送りながら、ジェシカも戸惑っていた。
「ジェシカ・・・」
「お父様・・・」
厳しい顔のままのクラウスはジェシカにこう言った。
「お前は軍籍を離れ、ルークさまの妾になれ」
「えっ?!、お父様何をっ!!」
その言葉にも驚くが、席を立ちジェシカに近づくクラウスの様子に恐怖を感じる。
凄むわけで無いのに、芯から震え上がる怖さがあった。
「例えどんな犠牲を払おうと構わんが・・・」
クラウスの手が伸び、ジェシカの乳を捻り上げる。
「ひいっ!!」
優しさなど全く欠片もなく、強烈な痛みにジェシカは悲鳴を上げた。
No8-2014/06/10 17:55
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
そして、その頃・・・
ノイエンバーク家では家族全員が集まっていた。
「お父様!!、エリス救出をお許しください!!」
叫ぶように詰め寄るジェシカに厳しい顔つきのクラウスは静かに言う。
「駄目だ・・・1人の命より開拓団全体の命の方が重要だ」
それはジェシカも分かっている。
だが、分かっていても気持ちは納得できない。
ジェシカにとって大事な妹だったが、クラウスだって娘は可愛がっていた筈だ。
だが、このクラウスの頑なさは、ジェシカには何か納得できないものがあった。
ジェシカは母の方を見る。
青白い顔のミシェルは力なく首を横に振る。
「ミシェル」
「はい、旦那さま・・・」
そのミシェルにクラウスが声をかけると、ミシェルは震えながら答える。
こんな反応の夫婦ではない。
普段はもっと仲良く明るい夫婦だが、ミシェルはクラウスに怯えてるように見え、その異様さにジェシカは言葉を失った。
「今よりマリアをルーク様のお側に仕えさせなさい・・・ああ、それとアレクも小姓に上げよう」
「お父様・・・」
「父上・・・」
No7-2014/06/10 03:45
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
「ハーウィン、まさか一人でエリスを取り戻すつもりか?」
キスを終えたルークは尋ねるとハーウィンは頷く。
「今回の事は私にも責任がある」
「……だからあんな事を言ったのか」
貧相な身体だがルークの愛撫に素直に反応するハーウィンの身体は魅力的だ。
「ラスルティア開拓団の詳細記録は無い、地図も他の文献も」
「……あの戦災か?」
「そうだ、日記も密かに書いていたモノらしくってね……開拓村が何処にあるのか不明だが、あの二人が属する部族が火を恐れない事も説明が付く」
怖いのだろう、ハーウィンは震えていた
No6-2014/06/09 18:03
男/HI3D
HI3D-6EDahzkz
会議はそのまま流れた……その夜、ルークの元にハーウィンが訪れた。
「……私を抱いてくれ」
「!!!」
ハーウィンはそう言うと衣類を脱いでいく。
「私に浮いた話が無いのはラスルティア移住者三世だからだ」
「そうだったのか……いいのか?」
「構わない……私は学問を追求する事で恋愛をする暇を与えなかった。正直エリスが羨ましく思う」
「……いいのか?」
「任せる……この手の事は開拓団長が経験者だ」
ハーウィンの言う通りアスファルティア王国は他国や新領地出身者に対する差別意識が強く、移住者は社会的に不条理を受ける。ルークの場合もある意味ではその部類になるのだが……。
「貧相な身体だ」
だがルークは意を介せずにいきなり彼女の唇を自分に逢わせ、舌を絡める。
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