戦場の鬼 1
刹那
亜爾亜に非常に巨大な領土をもっていた
白虎隊・朱雀隊・青龍隊・玄武隊からなる屈強な軍事力をもち、中でも白虎隊の特攻力は他の隊の追随を許さない物があった
これはその白虎隊で隊長を勤め鬼とまで呼ばれた"羅堂迅介"の一代記である
「マジやめて!じいちゃん!!ホントこれ死ぬって!!!」
「たわけぇ!!我ら壬生族がそんな簡単に死んでたまるかぁ!!!」
「いや!んなこと言ったって死ぬときゃ死ぬよ!!」
空はとても青くすみわたり小鳥のさえずりが心地いい午後
藍杜(あいず)の白鷹山山中で大きな声が響き渡った
その大声を始めにだした方
彼が後々の鬼・羅堂迅介である
物語の主人公であるはずの彼はこの会話から聞いてとれるように大変危険な状況だ
それはそうだろう…
火の上で綱渡りしているのに石を投げられては…