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THE ENDLESS
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THE ENDLESS 23

 スヴェルクはMysticの一員となり、二つのギルドは同盟を結んだ。ジークは早速、Quzensの手伝いでLOST-8へ向かった。
「青の宝玉は本当に重要なアイテムだから、失敗は許されない」
ジークと一緒に行動するのは桃樹とアジェスト。二人はアジェストのレベルを聞いて驚いた。
「すごーい!強いんだねアジェスト君」
「そっちこそそのレベルじゃLOSTは厳しい。くれぐれも無理をするなよ」
何故かまたイライラした表情をして、半ば睨み付ける様にして桃樹を見ている。
「!もう敵が出たぞ」
ジークはいち早く敵を見つけた。
「トロールってやつか?やたら大きいな」
「三体もいるよ…」
トロールはこちらに気付きのしのし歩いて来た。
アジェストは武器の宝剣を抜いた。
「さて、どう料理するか」
言う間にトロールは三人の前に辿り着き、手にした棍棒を振り下ろした。
「ゴアァッ」
鈍い音を立てて棍棒が地面にめりこむ。それは軽い地響きが起きるほどの衝撃だった。こんなものをまともに食らったら、レベルに関係無くゲームオーバーは必至だろう(装備によっては助かるかも知れないが)
「気をつけろよ!」
 アジェストはいつのまにかトロールの肩に乗っていた。アジェストはそのままトロールの首に宝剣を突き刺した。
「グバアァッ」
トロールは叫び声をあげて地面に沈んだ。
「っしゃあ!」
残る二体はあっさり仲間がやられたのを見て暫しうろたえていたが、すぐに回れ右をして逃げ出した。
「追うぞ」
「何で?」
「わからないのか?」
「さっぱり」
「お宝のニオイがするんだよ」
とりあえずアジェストが走り出した方向へ二人もついて行く。

            
「いいねぇ。このいかにもお宝がありそうな感じ。」

 トロルが逃げていった先には、大きな洞窟が暗黒の口を広げて待ち構えていた。
                                 「中はそんなに暗くないんだね。」

 中は以外にも明るかったが、それでも地形の把握は難しい。
 洞窟に入って間もなく…
           「うわっ!何か出た!」
「くっ…よりによってレイスかよ。流石、LOST。さっきのトロルといい、厄介なもんばっかり出やがる…」

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