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エターナルレジェンド
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エターナルレジェンド 1

平和な世界・・・平和な日常・・・今の俺にとって当たり前の事・・・でも今から百年前、この世界には魔王とよばれる者がいた・・・彼は魔物を率いて世界征服を企んだ・・・
しかし魔王の野望を阻止すべく立ち上がった者がいる・・・いわゆる『勇者』って奴・・・

―百年前魔王城にて―
「ふふふ・・・はっーはっはっ!これが勇者の力とは・・・弱い弱すぎる!」
「くそっ・・・このままじゃ・・・」
勇者と呼ばれた男は魔王の攻撃を受け動けない、仲間もボロボロで勝ち目など無いだろう・・・
そんな時一人の少女が前に立った。
「貴様のような力のない魔法使いに何が出来る!もう貴様等の負けだとわかっているだろう?」
「確かに私たちの負けよ・・・でもただでは終わらせないわ!」
「エミリー!一人じゃ無茶だ!」
「ルーク、あなたは立派な勇者よ・・・いつもあなたに守ってもらってばかり・・・だから今度は私の番・・・」
エミリーと呼ばれた少女は魔王に勇者ルークの剣を取り魔王に剣を刺した。エミリーの魔力が魔王とエミリーを包む。
「貴様!何をするつもりだ!」
「この剣を媒体としてあなたを封印するわ・・・」

「さよなら・・・みんなさよなら・・・大好きなルーク・・・」
「エミリー!!」
エミリーは魔王と共に一つの閃光に包まれ消えた。
「ちくしょーー!」
そこに残ったルークの叫びが虚しくこだました・・・
物語は勇者達の戦いから百年後の世界で始まる・・・
ここは山岳地帯にある小さな村マウントタウン。屋根の上で陽なたぼっこをしている青年がいる。
彼の名はランディ。この村に親代わりの姉と二人で暮らしている。
「暇だな・・・そうだ封印のほこらの探索でもしにいこうかな。」
「は…暇潰しに探索とは…よっぽどのバカか、プロの冒険家しかやらん事だわな…ランディよ」
「あ、アディクト」
醒めた表情でいつの間にかそこにいる。そんな奴がアディクトと言う奴だった。
「やあ、最近見ないな。どこかに行っていたのかい?」
「……気安く喋りかけんなよな…」
アディクトはマウントタウンよりも、もっとでかい大都市ブルーロードの議長の息子であって、何でこんな辺境にいるのかは今のところランディは知らない。
ただ、やたらとプライドが高い…と言うか、人を信用しないってこと位は、分かる。
「あとさアディクト言わしてもらうけど俺のする事にいちゃもん付けないでくれる?」
「うるさい・・・喋りかけるなといっているだろう!」
「へいへい・・・それじゃあな!」
アディクトと軽く口喧嘩をして封印のほこらへ向かった・・・

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