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バカと剣客と召喚獣
その他リレー小説 - 二次創作

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バカと剣客と召喚獣 2

【バカテスト 化学】
問 以下の問いに答えなさい。
『調理の為に火にかける鍋を製作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。この時の問題点とマグネシウムの代わりに用いるべき金属合金の例を一つ挙げなさい』
姫路瑞季の答え
『問題点』・・・マグネシウムは炎にかけると激しく酸素と反応する為危険であるという点。合金の例・・・ジュラルミン』
教師のコメント
正解です。合金なので『鉄』では駄目という引っ掛け問題なのですが、姫路さんは引っかかりませんでしたね。
土屋康太の答え
『問題点・・・ガス代を払っていなかったこと』
教師のコメント
そこは問題じゃありません。
吉井明久の答え
『合金の例・・・未来合金(←すごく強い)』
教師のコメント
すごく強いと言われても。
緋村剣心の答え
『問題点・・・火にかけると酸素と反応して危険なため。合金の例・・・鉄〔訂正〕超合金』
教師のコメント
未来合金よりマシですがちゃんと答えましょう。
・・・・・・・・・・
「なんだろう、このばかデカい教室は」
去年は全くと言っていいほど来たことがない三階に足を踏み入れると通常の五倍はあろうかという広さを持つ教室だった。
これが噂のAクラスかと思うが、時間がないためゆっくりしてはいられない。
俺はAクラスとは反対方向、Fクラスがある旧校舎側に向かった。
二−Fと書かれた(木製でボロイ)プレートのある教室の前で入るのを躊躇している男子生徒がいた。俺と同じで体つきは良くない優男、顔は…普通の男がそこいた。
「明久じゃないか、おまえも遅刻か?」
そこにいたのは去年のクラスメイトの吉井 明久だった。こいつ(正確にいえばこいつらだが)は『ある事件』をきっかけに友人になった一人でありクラスを代表するバカであった男だ。余談だか明久の身長が165cmを越えるくらいなのに対し俺の身長は160cmに届くか届かないかである。要するに明久の方が身長が高いのだ。
「剣心も此処?」
「ああ俺は振り分け試験受けて無いからな」
そう俺は振り分け試験を受けてはいない。正確に言えば受けることが出来なかったのだが、言っても信じてくれないと思ったので、明久が「何で?」と聞いても適当にはぐらかした。
「いいか明久、こんな所でうじうじしても仕方が無いんだから…」
そう言いながらドアを開ける。先生が来てたら謝れば良いし、逆に遅刻したことで皆の印象に残るだろう。そんな軽い気持ちでドアを開け…
「早く座れ!!このウジ虫やろ…ドベッ!」
俺は目の前の暴言を吐いた奴の顔面を殴った。

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