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ドラゴンクエスト[〜それから〜
その他リレー小説 - 二次創作

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ドラゴンクエスト[〜それから〜 26

次の瞬間、カンダタの一寸先をドラゴンの尾が掠めた。
「寝呆ぼけてんじゃないよッ!」
ゲルダが躍り出、カンダタの体を持ち上げ後ろへ跳びはねる。
「ゲルダ!?」
「もう自分で動けるだろ?」
ゲルダはカンダタをかばうようにドラゴンの前に立つ。
「ヤンガス!!カンダタは降参したんだ、もう許してやれ!!」
ドラゴンはゲルダの声に耳を傾けるように目を瞑った。
「ヤンガス!!」
ドラゴンはゲルダの声に反応したかのように見えたが、再び目を開き二人に襲いかかる。
――目を覚ましてヤンガス…

「ゲルダちゃん、何ボーっとつっ立てんだ?ここは俺達に任せて早く逃げな」
ゲルダが目を開くとマントとバンダナ、ツイントテールが目にはいった。
「えっ…アンタ達いつの間に…」
「う〜ん、『さっき来た』かな?」
エイクが振り向いて微笑む。
「こらっエイク!!よそ見しない、目の前のドラゴンが見えないの?」
ゼシカがむくれた顔をしてエイクを引っ張る。
「あのドラゴンはヤンガスなの殺さないで!!」
後ろからゲルダが叫んぶと、ドラゴンが瓦礫の中からゆっくり現れる。
「ヤンガスだったの?ご、ごめん」
申し訳なさそうにギガブレイクを放った事を謝るエイク。
「エイクのギガブレイクをうけても立ち上がるとは、さすがはヤンガスって所だな?」
剣を構えるククール。
「どうしよう、目の前の瀕死のドラゴン…ゲルダさん、元のヤンガスに戻す方法、何か知らない?」
困り果てた顔でゲルダを見つめるエイク。ゲルダも困った顔をする。
「今まで4度変化したけど、一回目は山を一つ破壊して、後の3回は海に潜って大爆発が起きたら、元の姿に戻ったんだ」
突然現れた三人はそろって苦笑いする。

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