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交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般)
その他リレー小説 - 二次創作

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交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般) 17

「どうも、神野です」
ソラが紹介を始めた。
「えっとね…花を生けていたのがエアリスで、本を読んでいたのがスコール。んでベッドの上で足をプラプラしてあのがユフィ」
「はじめまして、神野さん」
エアリスと呼ばれた女性が会釈をする。一見清楚な印象を受ける人だ。
「…レオンと呼べ…」
スコールと呼ばれた男性は無愛想な表情を浮かべている。
「ども〜。怪傑ワンダフル忍者のユフィちゃんでーっす!」
ユフィと呼ばれた人は女性というより活発な女の子という感じだ。いかにも身軽そうである。
神野は今までの経緯を三人に説明した。

「…というわけなんです」
「ふむ…あのアンセムが甦ったか…」
「はい、《同調者》がやったみたいですね」
「じゃあさ、じゃあさ!私たちも全く違う世界に行けるってこと?!」
スコールとユフィはどちらも強く興味を引かれている。一方エアリスは何か考えて込んでいる様だ。
「はぁ…またあちこち飛び回らなければいけないのね…」
「いいじゃん、エアリスぅ〜。またクラウドと会えるかもなんだからさ〜」
どうやらクラウドはアンセムの一件の後にまた姿をくらませた様だ。
「あの人…まだセフィロスを追っているのかしら…」
「ん〜。クラウドの事なんだから大丈夫じゃない?」
ソラが微妙なフォローをいれる。

「ところで神野は何をしに来たんだ?」
スコールはソラに尋ねた。
「ちょっとレベル上げにね…そうだ聞いてよ〜」
ソラがあの戦闘時の神野を話しだす。
「ヘ〜、ファイアからいきなりファイガにね」
「神野すごいじゃん!ホントに初めてなの?」
「…凄いな」
一斉にほめられ神野はなんとなく明後日の方を向く。
「べっ、別にあれは俺の力じゃないです。《管理者》の《力》なんです!」
「…その《力》には興味がある。…よし、俺が神野に稽古をつけよう」
そう言うとスコールは立ち上がった。


……同時刻、サイレントヒル

ストーム01の隊長とマサキ大尉、そしてジルは共に病院を脱出し、町で他のEDF隊員を捜索していた。

「隊長、他の隊員が見当たりませんね」
「ああ、装備はしっかりしているからやられたとは思えないが…」
「そのEDFの装備って何なの?私の世界とあまり変わらない様な銃だけど…」
「これはAR-19だ。かつての世界大戦で使われていたライフルとは比べ物にならない。」
「…どこが?」
「まず…威力だな。この一発はいわゆるマグナム弾に相当する」
「そうそう、それでフレームは最新鋭の素材でできているんで、どれだけ撃っても焼き付きが起きないんです。」

ジルはそんな二人の説明を聞きながら自分にもあんな銃があったらな、と思っていた。
(そうすればあんなゾンビどもなんか…)

三人が歩いていると前方に人影が見えた。どうやらこちらには気付いていないらしい。

「(隊長!あれは敵でしょうか)」
「(いや、無線からノイズが聞こえないから違うんじゃないか)」

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