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四季宮学園 勉強部
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四季宮学園 勉強部 1

登場人物
空咲 美羽...二年一組、社会が得意、それ以外は普通
春風  桜...二年一組、社会が苦手、それ以外は普通
紅峰 紅葉...二年二組、理科が得意、それ以外は普通
沖方  和...二年二組、理科が苦手、それ以外は普通
琴吹  奏...二年三組、数学が得意、それ以外は普通
音川  響...二年三組、数学が苦手、それ以外は普通
桃城  遥...二年四組、国語が得意、それ以外は普通
物部 林檎...二年四組、国語が苦手、それ以外は普通
霧森  涼...二年五組、英語が得意、それ以外は普通
霞  千景...二年五組、英語が得意、それ以外は普通
星野 巫姫...二年六組、音楽が得意、それ以外は普通
夜月 美星...二年六組、音楽が苦手、それ以外は普通
竹内  椿...二年七組、美術が得意、それ以外は普通
林田  柊...二年七組、美術が苦手、それ以外は普通
炎藤 火恋...二年八組、体育が得意、それ以外は普通
雪村 冬美...二年八組、体育が苦手、それ以外は普通
永倉 夏希...二年九組、技術が得意、家庭科は苦手、それ以外は普通
薄原 秋奈...二年九組、家庭科が得意、技術は苦手、それ以外は普通

この物語は、四季宮学園史上最強にして最凶の不良少年。
桃桜 大和が、日本の最高学府である東京大学に入学するまでを描いた。彼と彼を愛する少女たちとの愛と青春と勉学の物語である。

俺の名前は桃桜 大和(モモザクラ ヤマト)この四季宮学園に通う二年生だ。
もっとも、学校には殆ど通っては居ない。
何故なら地元でも最大の暴力団桃桜組の組長の息子であり、将来親父の後を継いで、桃桜組のトップに就く俺にとって、学校でパンピー共とちんたら勉強しているなど笑止千万な事であるからだ。
学校の真面目っ子たちが、恋愛だの勉学だの生ぬるい青春を送っている間も、俺は将来桃桜組のトップに就く時の為に、日々男を磨く為地元の不良たちに喧嘩を吹っかけ、血まみれの青春を歩んでいた。
だが、そんな俺の暗く熱い青春の日々も、ある朝発せられた親父の一言で、一瞬にして変わってしまった。
「残念だが、ワシはお前に組を継がせる気は無いぞ。今は切ったハッタで、ヤクザをやって行く時代じゃ無いのさ!今からの時代は、ヤクザも頭だ!!・・・まあどうしても組を継ぎたいのなら、東大くらい出ないとな!ハハハハハハハ!!」
こうしてこの日の朝から、俺はこの拳に木刀の代わりにペンを持ち、東京大学入学という無謀なチャレンジを始めたのだった。
・・・・・「という夢を見たんですが、国語が得意な遥ちゃんは、そんな私をどう思いますか」
「国語が苦手な林檎らしいと思うよ」
あっ、自己紹介がおくれました。私は物部 林檎と言います。そしてこの子は、私と同じ二年四組の、桃城 遥ちゃんです。
「林檎?私の話聞いてた?」
「ふぇ!?も、もちろん聞いてましたよ?」
「はいはい、聞いてなかったのね」
「すいません・・・・」
「別に謝ることじゃないよ。良い?健全なる女子高生がそんな不良がでてくるくだらない夢を見ちゃだめよ」
「わかりました、すいません・・・・・」
「だから謝ることじゃないって・・・まぁとりあえず、そろそろ部室にでもいきますか」
「そうですね」

部室前
「あれ?私たちが一番最初?」
「みたいだね。それで響、今日の問題は?」
「えっとねー、一から百まで足すと?だって。と言うわけで奏がんばって!」
「それぐらい自分でやりなさい」
「えぇーー!?何で!?いつもは解いてくれるじゃん!」
「数学が苦手な響には練習が必要だからという考えが浮かんだから、今それをやってみました」
「ひどい!響の意地悪!」
「つべこべ言わないでさっさと解きなさい」

「わかったよぅ、でもわかんなくなったら、助けてよ!」
「はいはい、わかってます」
私がそう言うと響は問題を解き始めた。
あっ、自己紹介が遅れました。私は琴吹 奏といいます。こっちの方は、私と同じ二年三組の音川 響です。
こいつは数学の才能が壊滅的で、通知表で3がつけばよい方で、今の問題すら、解くのに4、5分かかります。ちなみにあの問題の答えは5050です。

5分後
「解けた!」
やっと解けたようです。
「それで答えはどうなったの?」
「答えは5050!」
「よくできました」
私はそう言うと、部室の前にある箱のダイヤルを5050にあわせた。その箱の中にはこの部室の鍵が入っています。

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