PiPi's World 投稿小説

ダイナソーズ
その他リレー小説 - スポーツ

の最初へ
 20
 22
の最後へ

ダイナソーズ 22

二死二塁で
「4番、レフト浜中。」
追加点のチャンスである。
ユウヤ「勝負するしかないな……」
ツーストライクを取ったが第三球
カアァ〜ン
快音を響かせてレフト前に打球が飛んだ。
羽田「バックホーム!」
本塁で指される危険から五嶋はサードベースを過ぎたところで自重、浜中はバックホームされた隙を突き二塁を陥れようとしたが、
宮野「セカンド!」
キャッチャーからベースカバーの羽田にボールが送られた。
二塁塁審「アウト!」
浜中「ダメだったか……」
ヘッドスライディングも実らずタッチアウトになった浜中は残念そうに呟いた。
島袋「ドンマイですよ。」
ヘルメットを外しながら言う島袋に対し
浜中「ありがとう。さ、次に気持ちを切り替えるぞ。」
と浜中も応えた。
五嶋「あ、初マウンドだ……」
心配そうな表情で五嶋がマウンドに登った。
「ジャガーズのラッキーセブンでございます。皆様、より一層のご声援をお願いいたします。ダイナソーズ守備の交代をお知らせいたします。キャッチャーの猪俣がレフト、レフトの浜中がキャッチャーに代わります。」
五嶋の投球練習が終わった。
浜中「とりあえずサイン通りに投げて大丈夫だから。それで打たれたら責任はこっち。」
五嶋「はい!」
浜中「よし。じゃあ行こうか。」
浜中が構えた。
「代打、中島。」
初球
ゴォン
フラフラとあがった打球はファーストフライになった。松上がこれを両手で捕球。
一塁塁審「アウト!」
「8番、セカンド向井。」
初球
コンッ
当てただけのバッティングでセカンドゴロ、浜松が松上に送球。
一塁塁審「アウト」
「9番、ライト小作」
初球攻撃
カンッ
セカンドフライである。浜松がこれを捕球。
二塁塁審「アウト」
たった3球でこの回は終わった。
8回表
「5番、センター島袋」
ツーストライクからの第三球
カキーン
レフト前へライナーで運んだ。
「6番、セカンド浜松。」
ワンストライクからバスターでレフト前へ運んだ。無死一二塁である。
松上「送りますか?」
三澤「強攻していいんじゃない?この点差だし。」
松上「はい。ありがとうございます。」
意気揚々と松上は打席に立ちその初球
カアァーン
ライトオーバーの二点タイムリーヒットを打った。17点目が入った。

SNSでこの小説を紹介

スポーツの他のリレー小説

こちらから小説を探す