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ダイナソーズ
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ダイナソーズ 21

第三球、
カキーン
快音を発した。
松上「行った。」
打球はライトスタンド上段に吸い込まれていった。
一塁塁審「ホームラン!」
これを見届けてからゆっくりと松上は一塁へむけて歩を進めた。
13点目が入った。
「8番、ライト三澤。」
カキーン
初球がレフト方向に高々と上がった。
竹村「しまった!」
レフト竹村は左中間よりの浅めに守っていたため打球はフェンスを直撃し、三澤は三塁へ向かった。
三澤「よしっ。」
スリーベースでバッターは細川である。
「9番、ピッチャー細川。」
マウンドに野手の輪ができた。
ユウヤ「とりあえず細川は打ち取ろう。」
高山「よし。」
羽田「その後敬遠で、猪俣を討ち取りたいな。」
宮野「油断だけしないで。」
吉池「じゃあまず勝負で良い?でも僕はここ満塁にしたほうがいいと思うけど……」
ユウヤ「大丈夫だ。」
マウンドの輪が解けた。
球審「プレイ!」
初球、第ニ球と内角へストレートでツーストライク。そして第三球
吉池「あぁっ!」
フォークボールを後逸した。
ボールがファウルゾーンを転々とする間に三澤はホームベースを駆け抜けた。記録はワイルドピッチである。
ユウヤ「畜生……俺の所為かよ…」
ランナーが無くなって第四球
ゴンッ
当たりそこないのハーフライナーがセカンドベースの前でワンバウンド、センター前へ抜けた。
「一塁ランナー、細川に代わりまして五嶋。バッターは1番、ショート山野」
その初球
カキーン
速いゴロが三遊間を破り、レフト前へのクリーンヒットとなった。
「2番、レフト猪俣。」
ワンストライクからの二球目をバントし、サードとピッチャーの間に転がした。サードは猛然とダッシュし、素手で打球を拾うと瞬時の判断でセカンドへ送った。
二塁塁審「アウト!」
一死一、三塁で
「3番、サード真野」
クリンナップの登場だ。しかし、その初球
コツン
スクイズバント。意表をついた作戦が成功し、打者走者はアウトになったが15点目が入った。

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