PiPi's World 投稿小説

ダイナソーズ
その他リレー小説 - スポーツ

の最初へ
 13
 15
の最後へ

ダイナソーズ 15

「6番、レフト竹村。」
初球カーブでストライク。第二球スライダーが高めに抜けた。
カキーン!
三遊間突破のクリーンヒットとなった。
「7番、サード宮野。」
その初球
カーン
外角低めに投げたカーブを読みきってライト前に痛烈なヒット二死一、三塁のチャンスとなった。
8番向井への初球
球審「ストライーク」
外角低めへのチェンジアップであった。二球目と三球目は内角高めに速球を投げ込み二球続けれファウル。そして四球目
ブゥン
内角低めに落ちるフォークで空振り三振。ピンチを切り抜けた。
3回表
「8番、ライト三澤。」
その初球
カァァ〜ン
素晴らしい音だったがフォークを無理矢理すくい上げたため打球はスタンドに入るか否かぎりぎりの距離であった。
竹村「届け〜。」
竹村がジャンプするも届かず打球はフェンスを直撃した。
三澤「越えた!」
打球をセンター茅平が拾ったとき三澤は既に二塁を越えていた。茅平は中継の羽田に送球しただけであった。スリーベースヒットである。
「9番、ピッチャー成。」
初球、スクイズを試みるが、澁谷が大きくすっぽ抜けた球を投げ込んだため空振り、三澤はホームでタッチアウトとなった。
成「しまった……」
しかし、澁谷は次の球もすっぽ抜けで、成の左足にぶつけてしまった。
球審「デッドボール。」
「1番、ショート山野。」
ワンストライクからの第二球
カーン
三遊間突破のレフト前ヒットとなった。
「2番、キャッチャー猪俣。」
バントの構えである。あくまで1点ずつ取ろうと言う姿勢だ。
澁谷の初球
コツン
サードとピッチャーの間に転がった。
宮野「マイボール!」
ピッチャーの澁谷を制し自らがこれを拾いファーストへ正確に送球した。
一塁塁審「アウト。」
二死二、三塁となった。

SNSでこの小説を紹介

スポーツの他のリレー小説

こちらから小説を探す