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ダイナソーズ
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ダイナソーズ 14

「5番、センター島袋」
その初球
カァン
バシーン
ワンバウンドした打球がピッチャーのグラブを強襲、打球は高く跳ね上がった。
パシッ
ショートの羽田がその打球を押さえた時、既に島袋はファーストベースを駆け抜けていた。追加点のチャンスでバッターは浜松である。
浜松の初球
カツ〜ン
プッシュ気味のスクイズであった。
澁谷「クソッ。」
球を澁谷が拾ったと同時にホームベースへ真野がフックスライディング。
澁谷「やられた。」
ファーストへ送球した。しかし、よく確認もせずに送球したことが災いした。誰もファーストカバーが居なかったのだ。
ファーストとサードはバントと判明して慌てて突っ込んだ。
向井「は?」
セカンド向井はセカンドのカバーに、ショート羽田はサードのカバーに入っていたのだ。
吉岡「ホームまで突入!」
ボールが無人のファウルゾーンを転々と転がる間にファーストランナー島袋はホームイン。打者走者浜松も三塁を陥れた。
「7番、ファースト松上。」
初球、第二球と連続で空振り。バックネットへのファウルを打った後、一球高めに外し、第五球
カァーン
快音を残したが、その火の出るようなライナー性の打球をサードの宮野が好捕、そのままサードベースを踏んでサードランナーもアウト。スリーアウトチェンジとなった。
2回裏
「4番、ファースト高山。」
高山は成の初球、ストレートを捉え、思い切り引っ張った強烈な打球を放ったが
パァ〜ン
一塁塁審「フェア!」
松上がベース際のゴロをダイビングして止めた。そしてそのままファーストに入った。
一塁塁審「アウト!」
「5番、ショート羽田。」
大きく振りかぶって投げた初球、第二球と連続で外角低めギリギリのストレート。そして第三球。
ブゥン
スライダーで空振り三振に討ち取った。

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