THE ENDLESS 90
「んー、まあ癪やけど、わいに関してアレのゆーとたことは当たとるからなァ」
ロキは鎌を肩に担ぐと、にやりと笑った。
「わいは弱い。せやから、これまでの人生もハッタリかまして、騙して、逃げて、隠れて…って生きてきたからなァ。今更他人にゆーてもらわんでも自分でしっかり理解しとるちゅうの」
いつもの不敵な笑みを更に不敵に歪める。
「それに勝たからええやん」
その通りだった。
ゲームオーバー、ゼロで、Mystic側の圧倒的勝利。
「なぁ、マスター?」
「…そうだな…」
颯葉はただ肯定する。