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交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般)
その他リレー小説 - 二次創作

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交差世界(アニメ・ゲームキャラ全般) 56

「おおっ、ここにいたか。」

「どうしたんですか?」

あちこち走り回ったのか、ケビンの額には汗が滲んでいた。だが、こっちを見ると真剣な表情で話し始めた

「実はな…管理人とかいう奴に言われてな。一緒に来て貰いたい。」

「いっ、今からですか?」

「ああ。」

「でも…」


サキの方をチラリと見ると一瞬困惑した表情を浮かべていたが、すぐ笑顔を作っていた。

「こっちはいいよ。早く行ってきなって。」

「えっ…」

「今日は疲れたから買い物はこんなもんかな。けど、また付き合ってもらうからね。いい?」


サキの胸元にあるムーンクリスタルが光る。ふと俺らの世界、派生元の風景が頭に浮かんだ。
父さん、母さんはどうしているのかな? サキも同じような事を考えているんだろうか……。

――

「秋元さん、どうしたんです?」

少々思案顔だった管理者、秋元だが俺を見ると少し笑顔になった。

「ちょっと手伝ってもらいたい事があるんだ」

「手伝ってもらいたい事、ですか?」

「ああ、今からラクーンシティに行ってもらいたい。」

今から行ってもらいたい、ってこの状態で!?

「今は生身ですけど…」

不安な顔で言うと管理人・秋元はそう言うと思った、という顔になり手を差し出した。

「安心しろ、力はまた貸してやる。少しだがな」




「少し、ですか…」

「ああ、ちょっとやらなくてはならない事があってな」

いつものように力を貸してもらう。

「今回は一般市民を救出してもらう。だから力も回復や防御、それと少しだけ攻撃魔法を貸す。」


「でも、それじゃ敵が来たら…」


「大丈夫だ。」


ガシャ


後ろを振り返えると、武器を装備したケビン達が立っていた。

「俺達もついていく。」
「お前と行動するメンバーは、ケビン、レオン、クリス、ジルの四人だ。」

「ちゃんとあなたを守るから安心して。」


「一般市民を確保したら安全な場所で連絡してくれ。じゃ、健闘を。」



そう言った後、俺達はラクーンシティへと移動した。



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