お願いダーリン 1
「汝、桜井 利和は健やかなる時も病める時も妻となる神楽坂 優美を愛する事を誓いますか?」
「はい、誓います!」
「汝、神楽坂 優美は健やかなる時も病める時も夫となる桜井 利和を愛する事を誓いますか?」
「はい、誓います!」
「それでは誓いのキスを…」
「利和〜朝だよ〜〜」
「うぅ…あと5分……」
「学校に遅刻しちゃうよ〜」
私は優美、私達は誰にも言えない秘密がある。
もちろん親友だけは知ってるけど、何故かと言えば私達は教師と教え子の夫婦だから。
「ほぉら!!」
私は利和の布団をガバッと捲った。
「今日、職員会議あるんじゃないの?」
「あっ!!ヤバっ!!」
「早く朝ご飯を食べて行かなきゃ」
「サンキュ」
「私は、いつもの時間に行くから!」
「わかった」