闘技場に呼ばれた少年達
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「おいお前ら、着いたぞ。これからは、ここがお前ら達の家だ」 「うわ…」 馬車の外に出て、シェブデンはぽかんと口を開けて呆けた声を出す。 それは他の面子も同じで、しばしまともな言葉が出てこなかった。 それほどまでに、その建造物は巨大だった。石造りの堅牢な外観で、カーブを描きながら左右に広がっている。恐らく、建物自体が円形になっている。 四階建てくらいの高さで、石の壁が果てしなく続いているかのような異様に、シェブデンは驚きを隠せない。 今まで見たどんな建物よりも巨大で、威圧的で、未知だった。
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