ナジン伝
-削除/修正-
処理を選択してください
No.2
┗
修正
削除
※残り修正回数=2回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
それから少し時間が経った。突然、側の茂みがガサガサと音を立てて現れた者があった。それは若い女だった。 「子供…!?あ…あんた酷いケガしてるじゃないの!大丈夫かい!?」 「……」 しかしナジンは応えない。女はナジンの口元に耳を近付けてみた。 「まだ息はあるみたいだね…早く手当てしないと…!」 そしてナジンの体を抱き上げ、森の奥へと消えて行った。 「う…う〜ん…」 目覚めたナジンの目に入って来たのは山小屋のような粗末な造りの天井だった。それに薬草を煮込む臭いがした。 「おや、気が付いたかい?」 ふと女の声が耳に飛び込んで来た。声のした方に首を傾けると、そこには一人の女がいた。女は長い黒髪を後ろで束ねて、狩人のような服装をしている。 「あ…あんたは…?」 「私はメノリ。この小屋に一人で住んでるんだ。泉で瀕死のあんたを見付けてね…連れて来て介抱してるって訳さ。あんた三日も寝込んでたんだよ?」 「そうか…ありがとう。俺はナジンだ」
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
ナジン伝
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説