蒼海の戦乙女たち
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彼自身はと言うと、温厚で心の優しい性格だった。 小さい頃は外で元気に遊び回るよりも、家の中で本を読んでいる方が好きなインドア派だった。 “だった”というか今でもそうだ。 およそ軍人には向いていないと本人も自覚している。 あまり社交的な性格でもないので、学者か芸術家にでもなりたいと思っていたが、家庭の事情がそれを許さなかったのである。 更にアルフレッドには海軍軍人として、というか船乗りとして致命的な欠点があった。 船酔いする体質だったのだ。 これは海軍士官学校に入ってから判明した事実だった。 「うぅ…もう胃がカラッポだぁ…」 柵にもたれかかったまま、しゃがみ込んで一人呟くアルフレッド。 今は深夜で、当直以外は全員寝ている。 もしこんな情けない姿を教官に見られたら、ぶっ飛ばされる所だろう。
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