牙の勾玉
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「うわっ!」 市太郎は何かにぶつかってしまい、派手に転んでしまった。 「いたたたた…」 「いたたたた、じゃあ無いだろ。坊っちゃん」 「アニキにぶつかっといて、詫びの一つも無いんか!あ!?」 市太郎がぶつかった相手は武士。それも浪人の類いの様だ。 「ご、ごめんなさい…急いでたから…」 そう言い、頭を下げて、また走り出そうとする 市太郎が走り出す前に、アニキと呼ばれた男が、市太郎の腕を掴んだ 「!、なにすんのさ、放してよ!」 下町言葉で啖呵を切り、力いっぱい振り回しても、アニキの腕は外れない。 「謝っただけで許されるとでも思ってんのか?あぁ!?ちょっと来やがれ!」 無理矢理アニキは、市太郎を裏路地へと引っ張って行ってしまった。 その一部始終を見ていた者がいた。 「まったく…めんどくせぇ」 南蛮の外套にも似た黒布を纏った者─声からすれば少年だろう─は大儀そうに溜め息を吐き、3人の消えた裏路地へと歩んで行った…。
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