女郎蜘蛛
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戦国の世にて天下分け目の合戦“関ヶ原の戦い”にて東の大将が天下を取り、この地は江戸として日の本の中心になり幾年……江戸八百八町の人々の話題を浚っているのが女郎蜘蛛と呼ばれる天下の大罪人、北町/南町奉行は愚か火付け盗賊改め方までキリキリ舞いにして江戸の住民は痛快爽快な一方で良い知れない不安もあった事は事実であった。ばら撒かれた読売を見たこの二人、共に大工をしており今日も景気が良い材木問屋の依頼で長屋新築工事の帰りである。名は清八と六衛門……この二人も元は農家の出であるが子供の頃に共に口減らしに寺の和尚のツテにより親方の元で修業し今では立派な大工として生活している。清八の故郷は数年前の水害にて消えたと言う。 「(ふむ……ここにいたか)」 読売を見た一人の剣客は空を見上げた。その体格は筋骨隆々、刀も大振り……何よりもその風貌は悪でさえも避ける程だ。 「(そのまま大乱の世に戻すのも一興かもしれんな)」 だが懐に託した書状はそれを許さぬ内容であった。
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