ハーレムメーカー
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津田章(つだ・あきら)、16歳、困惑中。なぜなら… 「どこ、ここ…」 ゲームをしていたはずなのに、何故か見覚えの無い草原に居たからだ。 今日、俺は家の近くに新しく出来たゲーム屋に行き、いくつかゲームを購入した。 会計を終え、帰ろうとしたとき、店員の婆さんにおまけとして渡されたゲーム、『ハーレムメーカー』。 家に帰り、ハーレムメーカーを眺めながら考える。 「名前的にエロゲかな…?タイトル以外なにも書いてないけど。」 箱を開けてみても、何も書いてないディスクが入っているだけ。 「やってみるか。なんか気になってきた。」 ゲーム機にディスクを入れ、起動すると、少ししてから画面に変化が訪れる。 「タイトルすら映らずに設定画面って…」 主人公の名前を入力する。俺は自分の名前にする派だから『アキラ』だ。 その後の設定も適当に終わらせ、最後の確認画面に進む。 「ん?なんだ、これ。」 確認画面の『開始する』のボタンの横に点滅する星のマークがある。 何故か選択できたので何度か押してみるが変化は無い。 なんとなく星マークを10回押してからゲームを開始する。 すると、画面から光が溢れ出す。 「うわっ!眩しい!」
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