原始人
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「そ…そうはいくか!どうしてその女を殺そうとするんだ!?」 二人に凄まれ、アルは内心ビクビクしながらも女を守るために虚勢を張ってみせた。 男は女の髪を掴んで女の顔をアルの方に突き出して言った。 「元はと言えばこいつらが悪いんだ!」 「どういう事だ…!?」 「こいつら、今から月が一巡りする(一ヶ月)ぐらい前にやって来て俺達の村の近くに住み着いたんだ!」 「そして俺達の獣や魚や木の実を勝手に取りやがった!だから俺達、こいつらの村に攻め込んで女子供もろとも皆殺しにしたんだ!こいつが最後の一人だ!」 要はテリトリー(縄張り)を侵した事への報復という訳だ。 人間に限らず生物という物は、一個体が生存するために最低限必要な面積が決まっているのだという。 当然、過密状態になれば争いが起こる。 いつの時代、どの生物でも同じ事だ。 だが、この時代の人類に関して言えば、それが直に個人の生死、ひいては部族の盛衰に直結していた。
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