男しかいない学校に転校してきた女子高生
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とある男子校。 だけどもう男子校ではなくなった。 今度かわいい女の子が転校してくるらしいとの噂だった 中島ミミ。高校一年生。 転校先の登校初日。 方向音痴でドジなところがあるため、 遅れないように学校についたのは朝の7時だった。 「ふう。ここかあ。さすがにほとんどまだ来ていないみたい。」 校舎の入口の事務室に訪れてみるが、時間が早すぎたためか、 離席中の用だった。 「困ったなあ うーん どこに行けばいいかしら」 とりあえず他の生徒を探して校長室を訪ねよう、と校庭の方に 歩いていった。 「おい!そこのお前!この学校になんの用だ?」 突然男子生徒にすごんだ口調で声をかけられた。 背の高い生徒と低い生徒の二人組で、三年生のようだった。 「わ、私は・・・今日、この学校に転校してきたんです。」 「転校?お前が?」 背の高い方が、相変わらずすごんだ口調でにらみつけてこられた。 「そ、そうです。」 「(それじゃあ、例の転校生っていうのはこいつだな・・・)」 「(そうですね・・・)」 二人はなにやら小声で会話をしていた。
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