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春陰
官能リレー小説 - レイプ

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春陰 1

三十歳になった。
誕生日になると、私は春の曇り空のあの日を思い出さずにはいられない。
窓から空が見えていた。
犯されて体が揺らされているあいだ、どうすることもできずに空を見つめていた。
高校を卒業して上京、といっても家賃が高い都内ではなく近県のアパートで一人暮らしをしていた。
二十歳の誕生日の午後、私は自分の部屋でレイプされた。
四十歳ぐらいだろうか、もっと歳上だったのだろうか。服には煙草の臭いがついている男だった。
煙草の臭い、誕生日、春の曇り空。
十年過ぎても、息がつまりそうになる。
大学の午前中の講義を終えて部屋に帰宅した私を待っていたのは、部屋に侵入した空き巣だった。
見知らぬスーツ姿の中年男とはちあわせになった。
驚いて立ちすくんでいる私に男はあわてることなく近づくと、手首をつかんでベットの方へ、ぐいっと引いた。
ベットに身を投げ出した私を男は見下ろしながら、自分の革ベルトを抜くと、ピシャッとフローリングの床を叩いた。音で威嚇された。
私は青ざめて、こわくて、ベットの上で上半身を起こしただけて逃げ出せずにふるえていた。
空き巣の男は「服を脱げ」とだけ言って、私の顔を見つめていた。
「嫌です。そんなこと」
男のベルトが私の左腕のあたりに降り下ろされた。
叩かれた痛みのあと、じんわりと熱をおびる。
「ひっ、ベルトでぶたないで……」
「脱げ」
ベットから降りて私が全裸になるのを、空き巣の男はベルトを片手に見つめていた。
下着姿になって躊躇したとき、左脚のふともものあたりをベルトで打たれた。打たれたところが赤く腫れた。
フラジャーとパンティを脱いで床に落としたとき、我慢できずに涙があふれてきた。
泣きながら、腕で乳房を隠して私は男の視線にさらされて立っていた。
「肌が白くてきれいだな」
空き巣の男はそう言いながら、股間のチャックを開いて、勃起した肉棒を左手だけでつかんで私の前に露出した。
ベルトよりも男が自分で軽くしごいて亀頭がむきだしになった性器のほうが凶暴に見えた。
今から犯されると確信して、私は絶望した。
男は床に正座しろと命じた。
15分ほどで私の足はしびれてしまった。
男は三十分して「立て」と言って、私は立ち上がろうとしてふらついてしまった。
男は私の肩のあたりを突き飛ばし、ベットの上に倒れこんだ。
足がしびれて歩くこともできないとわかったのか、男はベルトを手放すと、私の体にかぶさるようにむしゃぶりついてきた。
乱暴に乳房を揉まれ、乳首は噛まれた。
耳のあたりや首のあたりを舐められた。
男の唾液のついたところはかわいてくるとかゆみを感じた。
男は無言で鼻息を荒くしながら、私の肌を撫でまわし、舐めまわした。
男の舌の感触も、手指の感触も、気持ち悪い。
鳥肌が立った。男の唾液がついた肌がかわいてくるとかゆさを感じた。
私は男を叩いたり蹴ったりできたはずなのに、できなかった。もし、男を殴りつけたら、それ以上に殴られる気がして。
男は私の両脚を開かせて、股間に顔をうずめて舐めた。クリトリスを舐め転がされ、私は嫌なのに、甘い性感がひろがるのが情けなくなった。
男は濡れてきた股間の蜜をぴちゃぴちゃと音を響かせて舐めた。
クリトリスを舐め転がされて声を出さないように唇を噛んでこらえるのがやっとだった。
男が勃起の先端を舐められてほぐされたわれめにあてがい、なすりつける。
犯されると予告されているようで、胸が苦しくなったとき、ずぶりと挿入された。
男が突きまくるあいだ、私は腰からゆさぶられ、窓ごしに見える空がゆれ。
男はしばらく激しく突きまくると、抜かずに突き刺したまま、ちょっと腰をゆするのを止める。
乳房に手をのばして揉んでみたりする。
そして、また激しく突きまくる。
どうやら射精しそうになると休憩しながら、なぶるように犯していると気がづいた。
どのくらい犯されていたのだろう。
男がしがみついてきて、動きを止めたまま、ため息のような息を吐き、身震いした。
男の密着してきた服には煙草の臭いがした。

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