旦那さまは義父さま 1
「本当にいいのかい?私みたいな爺さんで」
婚姻届を片手に初老の男性は20代前半の愛らしい女性に尋ねる
「考えなおすなら今だよ。あの馬鹿息子がしでかした尻拭いとして私の伝でいくらでもいい男を紹介できるんだよ」
「はい、いいんです。私は義父さまいえ俊彦さんのお嫁さんになりたいんです
美羽は俊彦にそう答える
美羽は元々、俊彦の息子の嫁であった
だが息子は公私共にだらしなく、嫁をとれば改善されると思ったが一ヶ月も経たないうちに浮気をし俊彦は息子を絶縁し、自分の会社を親友に譲って隠居することになった