学級崩壊……? 7
郁美と優愛の二人もバレーボール経験が少しあったのだが、ビーチバレーをするとは勢いで言っただけで元々ビーチバレーをするつもりは無かったので選んだ水着に苦戦している。その姿に雅人と明久はバレーボール部員でありながら試合に集中できない!
そして女子チーム優愛のサーブ。
向こう側でボールが打ち出されるのを待つ男子2人、優愛はゆっくりフォームを構え…るフリをしながら胸の谷間を見せつける。
(…でけえ)
明久がゴクリ、と唾を飲み込む。
「それ!」
優愛のサーブはフラフラと明久の足元へ。
「しまった!!」
明久は優愛の胸の谷間に見とれるあまり優愛のサーブを見逃してしまう。足元にボールが来るもとっさに足を出しカバー!雅人もフォローしつないでいく!その結果、男子チームのポイントとなり明久のサーブ!
「よし、俺らの圧倒的な力見せてやるぜ…」
意気込んでサーブを打つフォームに入る明久だが、その視界に入るのは郁美と優愛のセクシーボディ。
しかも彼らをあからさまに誘惑するしぐさも込みで。
「えっ」
「何やってんだよ明久!」
まさかの空振り。
その後は一進一退の攻防となるが、男子2人の動きは次第にぎこちなくなってくる。
皆バレーボール経験者ではあるが未だ現役の男子チームが実力では上。だが女子チームの魅力の前ではその実力を発揮できない。特に優愛がレシーブをアンダーハンドでする時に見える胸の谷間、郁美のアタックやブロックで跳ぶ際に揺れる胸に目がいき思うようにボールを返せない!
気がつけば女子チームのマッチポイント!男子チームもここで点を取ればデュースに持ち込め、今後の展開次第ではフルセットにも持ち込めるので形勢逆転のチャンスと気合が入る!
サーブは郁美。