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孕神
官能リレー小説 - SF

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孕神 29

「あぁ・・・」
絶望的な表情となる母達。
「お願いです・・・これ以上家族を奪わないで・・・」
それが彼女達の本当の気持ちなのだろう。
彼女達にとって侵略者もブレイザーも家族を奪う存在故に非友好的だったのだろう。
「だったら、みんなで司様のモノになったら解決だよ!」
実にシンプルに答えを出したのは渚だった。
普段から思い切りのいい彼女らしい言葉に母達は面食らう。
一方、勇魚や美鶴、ハーフの美少女がそれに目を輝かせた。
「私達には夫がいるのですよっ!!」
「マイスター様にはそんなの関係ないよ!・・・それに勇魚ちゃんを解放するのに身体を差し出すなら一緒だと思う」
彼女らしい切り返しに母達は言葉を失う。
それを見て、司はため息を漏らした。
「結局、覚悟もなく僕から勇魚を奪おうと思ったんだよね」
青くなって首を振る母達を見ながら司は勇魚に問う。
「勇魚、僕から大事なメスを奪おうとしたのをどうするべきかな?」
「ママ達の身体に解らせて下さいませんか?・・・勇魚のご主人様がどんな方か」
渦巻く欲望のままに勇魚の身体を弄りながら、司は目を瞑る。
性の暴君のスイッチが入って行くが、ここはそれに身を任せていいと思った。
少なくとも勇魚の家族を全て抱いても司に不都合はないし、人を救うとか偉そうに言う気もないが、彼女達の家族の絆だけは守れるだろう。
何より、彼自身がこの妙齢の美女達の肉体を欲していた。
司は母達に歩み寄ると、金髪美女の手を取り唇を奪う。
そして、彼女の指から指輪を抜き去った。
「あっ・・・いゃ・・・」
「やっぱりママっていいよね・・・これからは僕のママとして勇魚と一緒に孕ませてあげるからね・・・」
司のボディタッチで彼女は嫌と言いながらも甘い声になっていく。
女盛りの彼女も夫との睦み事等、もう数年は無い。
その夜鳴きする熟れた肉体が、マイスターとして覚醒しつつある彼から発する独特のフェロモンと、鍛えてきた性技でいとも簡単にメスに変えられる。
娘を取り戻そうと自らの肉体を差し出した3人の母は、前戯だけで何回もイキ狂わされた。
でも司はいつまでたっても本番だけはしようとはしなかった。
その代わり、勇魚や美鶴、渚を抱いた。
すでに彼を受け入れることを選んだ女たちだ。
娘たちは自分たちを救おうとした母の目の前で歓喜の悲鳴を上げ、母親たちに負けないくらいにイキまくった。
母乳を噴き出し、子宮に精液を注がれ。
女としての幸せを全身で享受する娘たちの姿に、3人の母親たちの心にある衝動が湧き上がる。
それは嫉妬と羨望の感情。
娘たちのために肉体を差し出そうとした3人は、その感情に気づくもかぶりを振って必死にそれを否定する。
それを肯定するということは自分が母親をやめるということ。
自分たちがしようとしていた行為も、娘を過酷な運命から救うためではなく、子供を産む栄誉を自分たちが奪い取るためのものになってしまうからだ。
だが彼女たちは母であると同時に女であり、メスである。
どんな理由を並べ立てて否定しても、その熟れきった肉体と本能は目の前の男を求めてやまない。
それは透明な水にたらされた絵の具のように、3人の母たちの思考を侵食していく。
「あ、あ、ああッ!い、イクッ!司様ぁ、私、またイッちゃいますぅ!!」
「いいよ、好きなだけイッて?
 勇魚のお母さんたちに、自分が今どれだけ幸せなのか、たっぷりと教えてあげるんだっ」
貫かれる勇魚が絶叫とともに潮と母乳を吹いて母たちの顔を汚す。
そしてついにこらえきれなくなった金髪美女が、抑えていたものを解放するかのように叫んだ。
「イヤッ!イヤイヤイヤッ!!もう、もうイヤぁ!!
 私にも!私にも挿れてっ!そのオチ○ポで、私のオマン○、いっぱい突いてぇッ!!」
「いいえ、私にっ!どうか私にお恵みくださいぃっ!」
「挿れてっ!挿れて挿れて挿れて挿れてぇっ!!」
金髪美女の言葉を皮切りに、和服美人とキャリアウーマンも懇願の悲鳴を上げる。
数えきれないほどイカされたせいで自由が利かないようだが、そうでないならきっと司に襲いかかるなり、すがりつくなりしていただろう。
3匹のメスを前に、司の心にわずかな迷いが生じる。
彼女たちの娘である勇魚たちに手を出したのは、彼女たちが司と関係を持つことを強く望んだから。
母親たち3人を追い詰めたのは勇魚たちが司と引き離されることを嫌がっていたからだ。

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