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孕神
官能リレー小説 - SF

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孕神 22

ディーヴァ志望の勇魚はマイスターの性欲が人並み外れていることなどとうに承知している。
だから1回で終わらないことなど簡単に予測がついていたし、好きでもない相手に抱かれる以上、ある程度の覚悟もしていた。
誤算だったのは彼女が思う以上にイキやすいタイプであったこと。
そしてマイスターの性欲を甘く見過ぎていたことだ。
「あうぅんっ!?い、イクっ!またイクぅぅぅっ!?」
3回、4回目あたりでは少々体力に不安を感じたがまだ余裕があった。
「ひぐんっ!?ま、まだするの?
 わ、わかってるわよ。このくらいで音を上げたりするもんですか・・・!」
5〜6回あたりになると、まるで終わる気配のない司の様子に少しだけ不安を感じた。
2ケタに突入するころにはその不安はさらに大きくなっていた。
「ひっ、ひいっ・・・。ちょ、お願い、す・・・少し休ませて・・・」
13回目ではさすがに体力の限界を感じ、勇魚は司に休憩を訴えた。
まだまだヤリ足りない司は不満だったようだが、それでも相手の要求を聞き入れた。
ただし少しでも快楽に慣れてもらうためにオマン○からチ○ポを抜かず、ペッティングされても文句は言わないという条件付きで。
「あひいぃぃっ!?ひ、ひぐっ!?またっ、またイッちゃふぅぅっ!?」
16回目。ちゃんと休憩は取っているはずなのに、司が達するまでに勇魚のイク回数が増えていた。
最初は1回達するまでに5回くらいだったのが、今や10回以上に跳ね上がっている。
それに合わせて休憩も増えたが、もはやペッティングだけでも達してしまうようになっていた。
「い、いやっ!もうダメっ!限界!許して!許してぇっ!?」
20回目。とうとう勇魚の心が折れた。
回数を重ねるごとに司専用に作り変えられた彼女の身体は、いくら休憩しても追い付かないほど達してしまうようになっていた。
しかし司は許さない。
ディーヴァになりたいという彼女の意思を尊重し、さらにディーヴァやスタッフになることのたいへんさを思い知らせるための愛の鞭であった。
休憩が用をなさなくなったので、この辺りから司は休憩なしで彼女を抱くようになった。
「ちゅ、つかしゃしゃみゃあ・・・。許して・・・もう許してくらはい・・・。
 もうディーヴァになりひゃいりゃなんて、言いまへんはらぁ・・・」
30回目。勇魚は司を様づけで呼ぶようになり、ひたすら許しを請うようになってきた。
この時彼女は膣内だけでなく口や胸など全身まんべんなく精液処理の道具として使われていた。
あまりに胎内に出しすぎて、妊婦初期のように膨れ上がっていたからである。
おそらくこの時点で彼女は司の子供を身ごもっていただろう。
「あは・・・ひもひいい・・・ちゅかしゃしゃま・・・つかささみゃあ・・・」
50回目。このころには許しを請う気力も失い、司の名前と気持ちいいという言葉だけを繰り返すようになった。
骨の髄どころか魂の髄まで司の所有物となった証だった。
「・・・ぁ・・・。・・・っ、・・・・・・」
99回目。完全に司専用のオナホールと化した。
目はうつろで何をやっても反応しない。反応するのは絶頂するとき、わずかに痙攣するときだけだった。
このままやれば廃人どころか死亡確定だったろうが、このあたりになってようやく彼の性欲も終わりを迎えようとしていた。
「さあ最後だよ、先輩っ。
 その小さな体にしっかり僕の精液を受け止めるんだっ・・・!」
「・・・!・・・っ、・・・・・・!」
身も心もすべて司色に染められた少女が、最後の絶頂を迎える。
この後救急車で運ばれ、病院で意識を取り戻した彼女はすっかり彼のとりことなっていた。
もはや復讐のことなど頭にない。司のために生き、死ぬことが彼女のすべてだった。
なお、後日ディーヴァ適正検査を行ったが適性がないということで、勇魚はスタッフ候補として組み込まれることになった。
復讐に狂う1人の少女の精神を破壊し、肉奴隷以下の存在に貶めた司はその責任を問われるどころか評価され、第2段階への訓練へと進むこととなった。
もちろん司には入院させるほどヤリ過ぎたことへの罪悪感はあっても、彼女を壊してしまった自覚はない。
なぜなら彼はマイスターらしく、勇魚を『説得』しただけなのだから。


 それから暫くしたある日・・・
美咲と百合花との久々の登校日。
ここ何週間か会えていなかっただけに、司は楽しみにしながら住居のエントランスに向かった。
そこで司が目にしたのは、異様な光景だった。
紗英を始めスタッフ全員が全裸・・・
服を忘れたとか着替え中とかでなく、鞄を持ち靴を履いた状態である。
「ど、どうしたのっ、みんなっ!!」
驚くのも当然の司に、恥ずかしそうな表情をしながらもしっかりした口調で紗英が言う。
「今日よりディーヴァが合流しますので、服従訓練を致します、司さま」
これは司の訓練であるのと同時にスタッフ達の訓練でもある。
全裸生活のディーヴァと違い服を着ていいスタッフだが、忠誠心と服従心を養うためにディーヴァと共に全裸生活する訓練を用いる。
それと同時に、生半可な気持ちでスタッフやディーヴァになりたくて押しかけてくるものを撃退する意味もあった。
既に覚悟を決めている彼女達ですら恥ずかしくて涙目や震えていたりする。
人口の大半が女が占めるようになっても、人前で全裸は恥ずかしい行為なのだ。

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