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メテオライト・スクラップ狩り
官能リレー小説 - SF

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メテオライト・スクラップ狩り 1

軌道エレベーター内に作られた屋内プールで何かが進行しつつあった。

黒いビキニタイプの競泳水着だけを身に着けた筋肉質な男達が、まるで彫像のように直立不動で整列している。彼らの股間ははち切れんばかりに怒張し、先端からは先走りの液が溢れ出ている。
次の瞬間、溢れ出る薄い液がまるで噴水のように勢いよく噴き上がった。その光景は、まさに圧巻だった。生臭い匂いと湯気が辺りに立ち込め、雄々しい男たちの裸体が妖しく輝く。それはまさに壮観と呼ぶに相応しい光景であった。
放出の勢いにより既に彼等の水着の亀頭部の布地は裂けており、そこから赤黒く膨張したペニスの先端が顔を覗かせていた。
しかしそんな状態にもかかわらず、誰一人として表情を歪める者はいない。ただひたすらに無表情のまま直立の姿勢を保ち続けている。
その姿にはある種の美しさすら感じられた。
やがて彼等の尿道を白い塊がせり上がっていく。
溜め込まれた精は鈴口から勢い良く飛び出すかと思われた。
だが、そうはならなかった。絶頂を予感して一瞬だけ全身を震わせた男達を囲うように、枠を緑色に発光させた四角錐が出現する。
まるでピラミッドパワーを具象化させたかのような光の壁は射精寸前の男達を封じ込めて激しく回転し始め、そのエネルギーを余すところなく男達の尿道へと収束させていく。
それにより精液はせき止められ、睾丸内部で恐ろしい程の勢いで生成されている精子が逃げ場を失って暴れ狂う。
そんな状態でありながら男達は無表情で微動だにしないのが不気味に感じられる。
一滴も漏らさずに陰囊に精液を凝縮させていく彼等は、この施設の中枢であった。


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