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あの頃に戻って、取り戻せ
官能リレー小説 - SF

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あの頃に戻って、取り戻せ 9

つまり、慎重にやらないと元の木阿弥・・・
未来は変わらなかったと言う事になる。

それにかつてのままなら倉野さんも俺に好意を持ってくれている筈だが、それも藍にとっては地雷なのだ。
後で人伝てに知った話だったが、藍のギャル化を促進したのは俺と倉野さんがいい関係だったのも拍車をかけたと言う事らしい。

つまり、このまま倉野さんにも告白されてハーレムウマウマとか鼻の下を伸ばしてしまったら、それこそ藍を他の男に走らせてしまいかねない。

と、言う事は・・・
藍をこうやって抱いたらゴールインではなく、俺達が結婚するその日まで気を抜かず様々な悪い要素を潰していかないといけない訳だ。
例えばあのイケメン大学生も藍を狙ってる訳だし、学校内でも藍に惚れている男は後輩のあの子だけではない。
その上、彼女を俺以外の男に目を向けさせない為にセックスしまくったりしても、逆にセックスにハマって誘惑されやすくなりかねない。
つまり心身共にバランス良く藍とお付き合いした上で、俺も身辺に気をつける必要がありそうだ。


いろいろと昔の出来事を思い出しながら、その夜は藍を抱いた。
最初は俺の行為に戸惑い徐々に快楽を覚えて悶え、喘ぎ、そして絶頂した藍。
移り行く様々な表情を俺は楽しんだ。
それと同時に、この先どうすればいいかを考えてもいた。

疲れ切っていつの間にか眠っていた。
2人同じベッドで。小さいころなら何の抵抗もなかったことだけど、今思うと色々来るものはあった。
隣で可愛い寝顔で、すやすやと眠る藍。

「たっちゃん…………大好き」

この可愛い、愛しの幼馴染を、守っていかないといけない。



目が覚めると窓から眩しい朝日が照り付けていた。
「う、うーん…よく寝たな………んー?腕が痛いな」
少し痛む腕の先を見ると、藍がその俺の腕を枕代わりにして眠っていた。
可愛い寝顔だ。
藍のためなら多少痛くても腕枕してやれるな。

「んー………あれ?今日ってまさか、っ!?」
壁にかかっている時計は8時を過ぎている。
「やべ、遅刻!?……………いや、待て」

慌てて飛び起きようとするが、その隣にかかるカレンダーを見る。
「いいのか。11月23日、祝日じゃないか」
慌てて飛び起きた俺が馬鹿だった。まあ、社会人なら話は違ったかもしれないが。

「う〜〜〜〜ん…………」
そして藍を起こしてしまったようだ。

「……あっ、たっちゃんだぁ」
藍は嬉しそうな顔でそう言うと俺に抱きついてきた上に両手で俺の顔を掴んでキスをしてきた。
相思相愛の全裸の巨乳美少女にそんな真似をされた俺は当然の如くそれに応える為に舌をねじ込んだ。暫くディープキスを続けていたが、藍が不意に俺から離れる。
「えっ?!何でたっちゃんとキスしてるの?!それに何でたっちゃん裸なの?!て、わ、私も裸じゃない!」
藍は掛け布団を掴んで自らを包んで身体を隠す。
パニックの藍に呆れながら俺は告げた。
「何でって昨日の事覚えてないのか?流石にショックだぞ。結婚の約束やら初体験やらを忘れちゃったのか?」
「……へ?」
「思い出せよ。キスしたり、風呂で洗いっこしたり、初体験でだいしゅきホールドの中出ししたり、リビングでバックでヤったり、ベッドで藍が上になってガンガン腰を振」
「たっちゃんストップ!もういいよ!思い出したよ!!」
「全く。大事な思い出を忘れるなんて酷いぞ」
「たっちゃん。ごめんね」
明らかに申し訳なさそうに藍が詫びる。
「と、ところでその、そろそろ服を着てくれないかな?」
「何で?」
「何でって、見えちゃってるんだけど」
「何が?」
「何って、その、たっちゃんの裸」
「何か問題あるのか?裸なのはお互い様だろ」
「大有りだよ!おちんちん丸見えなんだよ!しかもそんなになってるし〜」
「誰のせいだよ」
「そ、それはたっちゃんでしょ?」
「起き抜けに全裸の藍に抱きつかれてキスまでされたんだ、勃って当たり前だろ。寧ろ勃たなきゃ藍の女として魅力やらプライドやらが問題だろうが?」
「う〜」
返す言葉が無い藍。
別に寝起きなら朝勃ちは当たり前だし目の前に裸の藍がいたら一瞬で勃起するのは当然なんだがな。
「じゃあ藍には責任とってもらおうか」
「せ、責任って?」
「勿論、コレを何とかしてくれ。勿論その布団も取った上でな」
「え〜。見えちゃうよ〜」
「藍だってさっきからガン見しっぱなしだろ」
「う〜。分かったよ」
藍は布団を外し凹凸の激しい美しい裸体を晒した。

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