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過去の世界
官能リレー小説 - SF

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過去の世界 1

僕は佐藤純一。僕はいま過去の世界にいる。なぜかわからないけど。僕が高校生だったころの世界に「タイムリープ」したみたいだ。
僕の家のすぐ近くに喫茶店があって、そこで仕事をしている巨乳美人のお姉さんたちと仲良くなってよく遊びに行っていた。
喫茶店の持ち主の藤井雪子さんと、バイトの佐原久美さんと話していた。
「学校は楽しい?」
「まあまあかな。」
すると、佐原さんが時計を見て、
「雪子さん、そろそろ帰りますね。」
「お疲れさま。」
夕方になりバイトが終わって佐原さんがエプロンを外す。
「純君。また明日ね。」
「また明日。」
藤井さんは佐原さんが店を出ると鍵を閉めエプロンを外した。
「やっと2人っきりになれたね。」
そういって藤井さんに抱きしめられると、僕は藤井さんと付き合っていることを思い出した。





そうだ、僕は藤井さんとつき合い。
その後『ある事』がきっかけで入院することになり、それが元でEDに成ってしまう。
そしてそれが元で藤井さんとは破局、そのまま人生に絶望して自殺したんだった。
……あれ?
その『ある事』ってのが何だったが思い出せないぞ。
「ふふ……それじゃあ今日もいっぱい気持ち良くなりましょう」
「えっ、ええ?藤井さん!?」
断片的な記憶を思い出そうと考え込んでいた僕を、藤井さんの甘い声が引き戻す。
「もう、2人っきりの時は雪子って呼んでって言ってるでしょ!」
そう言うと雪子さんは慣れた仕草で服を脱ぎ出す。
「ごめん。急用を思い出したから、今日は帰るよ。」
「えー。そうなの」
「また今度抱いてあげるからさ。」
「でも急用なら仕方ないね。また明日来てね。」
雪子は僕の口に約束のキスをした。
がっかりしている雪子から離れて喫茶店を出る。
自分のマンションに向かって歩きながら『ある事』を思い出そうしていた。
とそこへ、見覚えのある女性が僕の方に向かって歩いてきて、その顔を見て思い出した。
彼女の名前は藤田佐知子。女教師だ。
「純君。ちょうどよかった。あなたの家に行こうと思ってたのよ。」
「え?なんで?」
「成績が落ちてきてるから家庭教師をしてあげようと思って。しばらくの間、泊まり込みでね。」
「勉強ぐらい1人でできるよ。」
「そうはいかないの。あなたのお母様に頼まれてるのよ。」

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