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超合体★アクメロボ ガングリオン
官能リレー小説 - SF

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超合体★アクメロボ ガングリオン 79

一方、こちらはステッドラー陣営。
衛星軌道上に浮かぶ巨大戦闘母艦『バルビツール』の作戦司令室では…。

ソウデッカー「総統!! 今週の中継は何とぞ私めに出撃させて下さい!! 兄の仇・ガングリオンを必ず討ち果たしてご覧にいれます!!」
ステッドラー「なんだお前、兄の仇が討ちたいのか? いつもあんなに喧嘩ばかりしていたではないか。てっきり鬱陶しい奴がいなくなってせいせいしていると思っていたのに…」

思わぬ発言にステッドラーは目を丸くした。

ソウデッカー「たしかにハイデガーは大嫌いでした。自分の権威と頭の良さを鼻にかけてワシを馬鹿にする嫌味な男です…。しかし!! あんな男でも自分の兄なのです!! 真の武人なら、肉親を敵に殺されてそのまま引き下がるわけにはいきません!!」

ソウデッカーは毛むくじゃらの拳を振り上げて絶叫した。
その目にはキラリと光るものが見えたが、ステッドラーは無視した。

ステッドラー「どうしたものかな、モーカリマッカー?」
モ−カリマッカー「この粗忽者がそこまで言うのですから、総統の偉大な慈悲で息子の願いを聞き入れてやって下さいませぬか?」
ステッドラー「ふぅむ…。よしわかった。出撃を許す!!」
モーカリマッカー「よしソウデッカー!! 新型アクメロボ、ギラン・バレを貸し与える!! 必ずガングリオンを倒すのだぞ!!」
ソウデッカー「はは〜っ!! ありがたき幸せ!!」

ソウデッカーは巨体を床に擦りつけて平伏する。
やがて立ち上がると、ノシノシと歩いて部屋を退出していった。

そして日曜日の午後。
中継のある夜7時は刻々と近づいていた。

鈴音「あら? おかしいわね…。鍵かけといたはずなのに」
彩音「ただいま〜! 海もいいけど、やっぱり家が一番ね!!」

一行がドアを開けて星野家の玄関になだれこむ。そこに待っていたのは…。

セーガン博士「おおう! 愛しい私のコリン! 会いたかったぞ!!」
コリン「父さん! 久しぶりだね!! 大統領との会見は上手くいったの?」
セーガン博士「ああ、もちろんだ。レジスタンス組織の地下秘密工場ではアクメリアクターの生産が始まっている。近いうちに大反抗作戦を展開できるぞ」
コリン「よかった!」

彩音と鈴音はあっけにとられている。

鈴音「あの〜…。どちら様ですか?」
セーガン博士「オオゥ! モウシオクレマ〜シタ! ワタシ、コリンノ父。レオ・セーガンデ〜ス!!」
コリン「父さん凄いよ! 翻訳機なしで地球語をそこまでマスターしているなんて!」
セーガン博士「フフ、ワタシノ頭脳ニデキナイコトハナ〜イ!!」

セーガン博士のたどたどしい日本語に感嘆するコリン。
しかし傍から見れば、単なる怪しい外人であった。

セーガン博士「オオゥ! ズイブン具合ノ良サソウナ、熟レタメス豚デスネ〜!! ウ〜ン、入レテミタイ!!」
鈴音「きゃっ!!」

いきなり鈴音を抱きしめておっぱいを揉みまくるセーガン博士。

芽衣「おばさまっ!!」
彩音「ちょっとうちのママに何すんのよ、変態オヤジ!!」
コリン「パパ、ダメだよ。そのメスはもう僕のものだから」
彩音「…って、コリン君!!」

バキッ!! ドカッ!!
セーガン博士とコリンに彩音の一撃が炸裂する。
気を取り直した博士は首に翻訳リングをつけると、ようやく流暢に喋り始めた。

セーガン博士「…ハッハッハ。先程はどうも失礼しまし〜タ。私は今日の戦いのために、コリンに強力なパワーアップメカを持ってきたのです。アスペル・ギルスとの戦いの時にガングリオンを救ったガングリ・ブースター。そして追加装備のガングリ・ドリル、ガングリ・マリン。この3つと合体することでさらに強力な『アルティメイト・ガングリオン』が完成するのです!! コリン、お前のブレスレットでいつでも呼び出せるぞ」
コリン「すごいや父さん!! これで今日も快勝だ!!」
セーガン博士「うむ。そうだよ、コリン。ただしブースターはガングリオンと合体してそのまま起動するが、ドリルとマリンを発進させるには駆動用のメスが2匹必要だ」
コリン「それなら大丈夫だよ。ここにいる芽衣と、こないだゼルヴェンジャーのエンジンルームでこき使った先生という名のメスを使うから」
セーガン博士「オオゥ!! メスの当てがあるのか。それなら安心だ」

2人の勝手きわまりないやりとりに、いきり立った彩音が割り込んだ。

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