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快楽エネルギー世界
官能リレー小説 - SF

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快楽エネルギー世界 4


図画の授業、恵一達男子は絵のモデルとして全裸になるのだが、
「ちょっと、ちゃんと絵を描かないと叱られるわよ。」
「わ、分かっているわよ。」

少なくとも、女性達と暮らす男性に肥満は見受けられないのは常識で、
「恵一君って着痩せするんだ。」
「典哉君の腹筋、最高。」
「わあ・・・和也君のオチ○ポっておっきい・・・!」
「バカね、男の価値はチン○の大きさじゃないわよ。テクニックよ、テクニック!」
「包容力とか甲斐性じゃなくて!?」
などと女子生徒による男子品評会が始まってしまう。
これが授業でなければ先生も参加したいところだが、仕事上そうもいかない。
先生のお叱りを合図にモデル(男子生徒)のデッサンが開始された。

シャ、シャシャッ。シャッ、シャッ・・・

静まり返った美術室で、キャンバスに鉛筆が走る音だけが響く。
だがモデルである男子生徒たちは見ていた。感じ取っていた。
絵を描くクラスメートたちが激しく劣情を催していることを。
イスを濡らしてしまうほどあふれた愛液。
部屋中に満たされた濃厚なミルクのにおい。
裸を見られ、赤くなっている男子生徒以上に赤くなっている顔。
複数のメスの発情に当てられ、男子生徒たちは自然と股間を熱くし、剛直を硬くいきり立たせる。
それに気づいた女子たちは喜びと羞恥に皿を顔を赤らめ。
拷問のような時間がゆっくりと流れていく。
男も女も発情しているのに、誰一人行為に及ぼうとする者はいない。
そんなことをすれば先生にお説教されたうえ、おあずけという厳しい罰を受けることになるからだ。
快楽エネルギー発見により、性に関してゆるくなったものの、決してモラルがなくなったわけではないのである。
そしてついに授業終了を告げるチャイムが鳴った。
当然、待っているのは次の授業までの至福の時間(10分間)だ。
男子生徒は仲の良い女子生徒を適当に見つくろうとすぐさまトイレに駆け込んでいく。
そこで何が行われているかは言うだけ野暮と言うものだろう。

授業が終わって帰ろうとする恵一に真由美が声をかけ、
「恵一君、明日の予定ってどうなっているの?」
「宿題は出てないし、これといった用事も無いけど。」
「じゃあ、良かったら・・・」

真由美の誘いを承諾した恵一は家に帰ると、姉の恵里が、
「恵一、どうしたの?」
「ちょ、ちょっとね。」
「誰かとデートにするつもりね。もし良かったら私も・・・って部屋に逃げたわね。」




翌日、恵一が待ち合わせ場所の公園のベンチで座っていると、
「恵一君。」
「紀香さん、結良さん、恵さん・・・真由美さんは?。」
「言い出しっぺが一番遅いの?」

すると、
「遅れてごめん。」

真由美が遅れた事に、
「恵一君もいるのに遅れるってあり得ないわよ。この間だって・・・」
真由美のいい加減さに辟易している恵に対し結良が、
「恵一君の前で喧嘩は無し。全員揃ったからもう出発しよう。」

海水浴場へと向かうと、学級が違うので、前日の図画の授業に参加がしていない紀香が、
「恵一君、思っていた筋肉があるわね。」

そんな恵一達の様子を、
「恵一、モテ過ぎよ。」
「恵里ったら、股間がだいぶ濡れているわね。」

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