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快楽エネルギー世界
官能リレー小説 - SF

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快楽エネルギー世界 3


【通学路にて……】

玄関を出た二人は、いつもの様に腕に付けたリングを操作する。
すると二人の足下が光り、体が僅かに浮き上がる。

「さあ、行きましょ……っん!」
「うん……はうっ!」

姉が弟を促すと、二人は路面を滑るように移動を始めた。
これも快楽エネルギーがもたらした技術の一つだった。
ナノマシンの刺激により生み出された二人の快楽は、エネルギー力場に変換され、人や物を浮かせ望んだ場所に動かす事を可能にした。
股間を弄られる感覚を味わいながら、姉弟はいつもの通学路を進んで行く。
住宅街や大通りを行き交う人々も皆、姉弟と同じようにナノマシンから与えられる刺激に酔いしれながら、朝の忙しい時間を過ごしていた。

「おはよー!今日も二人共仲良しね!」

通学路の途中、二人に声を掛ける女子生徒が現れた。

「あ、委員長!おはよー!」
「委員長さん、おはようございます」

二人に声を掛けた女子生徒は委員長と呼ばれ、二人も笑顔で挨拶を返した。
彼女は姉のクラスメイトであり、小学校時代からの友達でクラス委員長をしていた。
そして弟の逸物に惚れてしまった、一途な女達の一人でもあった。
彼女もまた股間を濡らしながら歩道を滑るように移動しながら姉弟に合流した。

委員長と姉、弟はそれぞれの教室へと移動していくのだが、
「弟君のあれを毎日触れて羨ましいわ。」
「そ、そんな事無いわよ。登校する前だって母さんが・・・」
「息子に欲情するなんて、男に飢えているわね。」

委員長には父が存在して、母との仲も円満であるのだが、
「委員長のお父さんってどんな感じかな?」
「どうだろう?弟君とか単純に比較できないわよ。」
「それどころか比較する男が手の指より少ないじゃないの。」

一方、弟は、
「なかなか来ないから心配したのよ。」
「ちょ、ちょっと・・・」
「コラ、真由美。恵一君はあなただけの所有物じゃないのよ。」

34名中、男子は恵一を含め6名であるのだが、
「明彦君は欠席みたいよ。」
「ただでさえ男子が少ないのに、憂鬱だわ。」

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