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マラ族
官能リレー小説 - ファンタジー系

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マラ族 1

少年の悲鳴と男達の怒鳴り声が聞こえた。
「何だ何だ!?」
ルムは慌てて声のした方に走って行った。

駆け付けると石槍を持った二人の男が一人の少年を取り押さえている所だった。
男達は獣の牙で作った首飾りを下げている。
その首飾りがマラ族の者の印である事をルムは知っていた。
「…ったく、手こずらせやがって…」
「だがこれで終わりだ…」
男は自らの腰布を剥ぎ取り、下半身を顕わにする。彼等のモノはまるで石槍のように固くそそり立っていた。
「な、何を…」
少年の声は怯えていた。
「決まってるだろ?てめえのケツの穴で俺の一物を咥えて貰うんだよ!」
男は無理矢理、少年の腰布を引き裂くと腰を近付けていく。
「やっ、やだあっ、そんなのやだっ!」
「うるせえ!てめえは黙って腰振ってりゃいいんだよっ」
男は少年に覆い被さり無理矢理に腰を押し進めていく。
「ぐあああ!」
少年の絶叫が響く。
「へへ…いいぜ、この締まり具合…」
男は少年に構わず腰を動かし続ける。
ルムはその光景を呆然と見つめていた。
(な、何て事を!)
ルムは怒りに震えていた。だが、同時にある思いがルムの中に生まれていた。
(…あの少年は、僕と同じなんだ)
ルムは少年に自分を重ねて見てしまっていたのだ。
「へへ…そろそろイクぜ…」
男は少年の腰を掴み激しく腰を打ち付ける。やがて、男は少年の体の中に己の精を放った。
男はゆっくりと体を起こし少年から自らのイチモツを抜き出した。
その先端には男の精液と奇妙な青色の粘液が交じり合った液体が付着していた。
(やっぱりだ)
奇妙な液体がこびりついているのを見てルムは確信する。
あの少年は自分と同じ魔族だ、と。
少年の腕を押さえていたもう一人の男が付着している奇妙な液体に気づく。
「おい…何か変な色の汁がこびりついてるぞ…」
その言葉で男は自らの股間に視線を移す。
「うげえっ!何だこの汁は?」
男が不快感に顔をしかめた時だった。
突然、少年の腕を押さえつけていた男の体が宙に浮き上がる。少年が男の腕を掴み、その巨体を持ち上げたのだ。
「な…、なんだぁ!」
突如、怪力を発揮させた少年。先程まで少年を犯していた男は腰を抜かして尻餅をついてしまう。


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