PiPi's World 投稿小説

俺とアマゾネス剣奴と巨乳姫剣奴
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 4
 6
の最後へ

俺とアマゾネス剣奴と巨乳姫剣奴 6


「でやあああああぁぁぁあああぁぁッ!?」

なけなしの勇気を振り絞った、渾身の一撃。
しかし俺の実力を否応なく理解させられた今、その勢いは万全のそれには程遠い。
武器をたたき落とすもよし。回避するもよし。
どう料理するも俺の自由。
それならばと、俺は地面を蹴った。
力強く蹴られた地面は抉られ、土が散らされながら舞い上がる。
そこに無防備に突っ込んできたリデネーレが突っ込み・・・。

「わぷっ!?」

まんまと土が目に入った。目つぶし成功だ。
俺に攻撃することばかりに気を取られていたリデネーレは、突然視界を奪われたことに動転。
敵の前であることも忘れて視界を回復しようと目をこする。
うわ、あぶねーなー。剣持ったまま目をこすんなよ。
コイツ、ホントに剣奴かよ?やることなすこと、ほとんど素人同然なんですが?
ま、自分がそーなるよーに仕向けたから、当然なんですがね。
あまりに無様なその姿に、優しい俺は俺は親切にもリデネーレに声をかけてやる。

「おいおい、いいのか?敵の目の前でそんなスキだらけになっちまって?」
「っ!?」
ブオンッ!

俺の声にあわてて防御しようとするも時すでに遅し。
武器はものの見事に断ち切られてガラクタと化し。
その1秒後には思い出したかのように、切られたビキニアーマーから『バルンッ!』と見事な爆乳が飛び出した。
うむ、傷1つない見事なオッパイ、ご馳走様です。
さすが、俺!
などと自画自賛していると。
現実を受け止められなかったのか、リデネーレがまろび出た胸を隠すことも忘れ、へなへなとその場に座り込む。
・・・やれやれ、ちょっとやりすぎたか?
仕方がないので、挑発を織り交ぜつつ、アドバイスをしてやる。

「おいおい、もう戦意喪失かよ?仮にもアマゾネスだろ?もうちょっとあがいて見せろよ。
 ほら、さっさと立ち上がって武器をとれ。
 取りに行けないなら、その折れた剣でも手足で何でも使って抵抗しろ。
 俺みたいに土を目つぶしに使ってもいいし、色仕掛けで油断を誘ってもいいぞ?
 そら、死にたくないならさっさと動いて、これをかわせよー?」

わざわざ攻撃を宣言してから、上からゆっくり振り下ろされる甘い一撃。
何とか再起動を果たしたリデネーレは、何とかそれを回避する。
俺のアドバイスで目が覚めたのか、その瞳には何が何でも生きようとする意志と、絶対に一矢報いてやるという意思が宿っている。
よしよし、上等上等♪
たっぷりとしごいてやるからがんばれよー?
切れないナイフを研いで磨いてやるかのごとく。
俺はリデネーレにできる限りの戦う術を教えてやった。
たまたま訓練しに来た同僚たちが、勘違いして中断させられることがしばしばあったが。


―――※※※※※※―――

私はリデネーレ。誇り高きアマゾネスの血に連なる者。
ここに流れ着いたばかりときは、あまりに情けない自分の顛末に自殺も考えたものの。
今ではこの剣の街、セイバーポリスで1番の戦士になるという目標を糧に、日々過ごしている。
・・・今、『デビューすらしてない、新米剣闘士が一丁前に何を夢見ちゃってんだか』とか思ったヤツ。全員前に出ろ。
私が口先だけの無能ではないことを、その身体に余すところなく証明してくれる。
そ、そもそも私が剣奴になったのはちょっとした油断!そう、うっかりミスというヤツなのだ!
仕方ないじゃないか!?狩りで自己ベストを超えるほどの成果が出そうだったんだから!
・・・あの日、私は仲間とともに獣を狩りに森に入った。
そこで予想以上の成果に気をよくした私はさらなる獲物を求め、森の奥へ奥へと突き進み・・・。
気が付けば仲間とはぐれ。自分の居場所すら把握できないありさまだった。
そこに森の主と思われる巨大なイノシシに襲われ・・・。
激流が荒れ狂う川へと突き落され・・・。
ボロボロになっていたところを親方の一団に助かられるだなんて・・・!
こんな展開、いったい誰が予想できる!?神だって思いつかんわ、こんな展開!?

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す