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デッドエンド
官能リレー小説 - ファンタジー系

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デッドエンド 1

ここに一つの世界がある

その世界は魔法などで発展したという小説にはありきたりの世界

しかしその世界の一風変わった風習のせいで常に争いが絶えない

“力こそが全て”

産まれたときに潜在能力を測定し数値をナンバリングされそれがその世界での強さの順位になる

弱肉強食の言葉のように常に弱いものが殺され強いものが勝つという法則が自然にできあがってしまったのである

この物語はそんな乱世に生きる一人の女の物語

女の名はクリス。長く美しい黒髪、綺麗な茶色の瞳、整った顔、完璧ともいえる3サイズを誇る美女である。
背中には2mはある大剣、腰には分厚い長さ30cmの鉄刀。格好は黒いズボンに黒いシャツ、黒いローブ、その上から黒いマントという姿でまさに黒一色である

性格は、浮いた話が一つも無いド硬派。年齢は20歳。彼氏いないに歴更新中である

クリスのナンバーは13という世界で13番目に強い人物だ

ちなみにこの世界では賞金首と賞金稼ぎは一緒の扱いになっている。つまり賞金稼ぎにも金額がついており倒せば金が手にはいる。クリスの賞金額はゆうに10億YENをこえていた

「はぁ…いつまでこの争いは続くんだ?」

私はクリス。上の文で私について説明されていたな
私はいまとある国を目指して世界を旅しているのだが、この世界の風習のおかけで周りには血がこびりついた剣や死体が山のように道端にある。己の力を誇示するためになぜ争うのか私はわからない。しかし闘争本能を限りなく解放したこの世界はある意味シンプルでもっとも人間が活気にあふれているともいえるな。

「さて早く宿を見付けないとな」

この世界で野宿は死を意味する。女の私なら強姦されるのがオチだろう。そんなのは嫌なので足早に近くの街に向かい宿を予約した

(ふぅ…空いてる部屋があってよかった…)
私はベッドに横になり枕に顔をうずめた
(はぁ…寂しい…私の人生このままでいいんだろうか…)
私はいままでの己の人生を振り返っていた。No13という強さ故に子どもの頃から私は他人から関わられることがなかった。私はろくに友達もいない。ましてや彼氏なんてできるはずもなかった
(彼氏ほしぃなぁ…恋愛したいなぁ…)
私だって20歳というお年頃である。異性に興味を示すのは当たり前だ。そんなことを考えてるとき部屋のドアからノックをする音が聞こえた
「すみません。部屋が足りないので同じ部屋にとまってもいいですか?」
声は若い男性のものだった
「ええ。いいですよ」
同じ部屋で異性同士が泊まるというのに少し抵抗があったが、私は簡単に部屋に入れてしまった。たぶん私の心境のせいだろう。とりあえず一人になりたくなかったのだ
「こんな美人ととまれるなんて。俺は運がいいなぁ」
入ってきた男は17歳の美男子だった。銀色の髪に紅い瞳。そして顔に似合わず筋肉で引き締まった体。私は胸が高鳴った
「あなた名前は?」
「ああ、自己紹介を忘れてましたね。俺の名前はリオン。Noは14です」
No14と聞いて驚いた。まさかこんな強者がこの街に潜伏していたとは思わなかったからだ。私も簡単に自己紹介をしリオンとの会話を楽しんだ

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